今日(9月1日)出会った野鳥をミニ写真集の形式で紹介する「今日の野鳥」シリーズです。
今日の主役も昨日に引き続きセンダイムシクイです。
昨日初見初撮りのセンダイムシクイを今日はじっくりと観察し撮影することができました。
夏鳥なので撮影できるのはせいぜい9月いっぱいくらいでしょうから、出会えて、しかも、かなり満足のいく姿を撮れてラッキーでした。
同じところでヤマガラも樹の実を取りに来ては去り、去っては来るの繰り返しでした。
他の野鳥にも出会えました。今日ほど多くの種に出会えたのは数週間ぶりだと思います。
ついでながら、広報です。
野鳥の写真を”壁紙写真集”として鑑賞していただけるサイト「野鳥の壁紙館-Yacho Photo Gallery」を2016年8月11日にオープンしました。
野鳥の写真を大きなサイズで鑑賞していただいてお気に召したのがあればデスクトップに飾っていただけるようにこの形式をとりました。
愛らしい野鳥ファンの方々にご覧いただければ幸いです。
◎センダイムシクイ|仙台虫喰
1.下嘴が橙黄色 2.白い眉斑が明瞭 3.明瞭な白い翼帯 4.不明瞭ながら灰色の頭央線有り
がウグイスやヤブサメ、そしてムシクイの他の仲閒との識別ポイントのようです。夏鳥なのでいつまで撮影チャンスがあるかと調べたら、センダイムシクイは南下が早く、8月中旬から山を下り初め、9月中旬までに平地の林も通り過ぎてしまうようです。10月になってからムシクイの仲閒を見かけたらメボソムシクイの可能性大とのことだ。
ムシクイの仲閒で普通に見られる3種の中で、センダイムシクイでけは頭頂部に頭央線があります。
眉斑などと比べて明瞭なわけではないのですが、識別ポイントです。ちなみに、他の2種はエゾムシクイとメボソムシクイです。
1枚目の写真でその頭央線がハッキリと確認できると思います。
また、体上面の色ですが、黄色みを帯びているというのが実感できます。特に、尾羽の方にいくほど黄色みが強くなっているのが確認できます。
ここから4枚は邪魔な枝も無く、ポートレート風に撮れたと思います。
体下面の特徴がよく分かると思います。図鑑によっては白色とありますが、均一な白ではないことが分かります。
また、下嘴の橙黄色もよく分かります。
ムシクイの他の仲閒と比べて、眉斑と過眼線のコントラストがハッキリしている印象があります。顔の特徴が分かっていなければウグイスと思ってしまうかもしれません。
ムシクイの羽根繕いの姿です。かなりな時間この場所で羽根繕いに夢中になっていました。
これで仕上がりのようです。さえずっているわけでもないのに、胸のあたり、あるいは脇腹のあたりが膨らんでいるように見えますが、理由が分かりません。
ウグイスもムシクイの仲間も共通してほっそりしているので、初見でこの姿を見たらイメージが変わるでしょうね。
◎ヤマガラ|山雀
雌雄同色。橙褐色の羽が目立つシジュウカラの仲閒。留鳥または漂鳥として、照葉樹林や落葉広葉樹林に生息する。シジュウカラ、メジロ、コゲラ、エナガなどと”混群”を形成する。
センダイムシクイと同じ場所でヤマガラが撮れました。
主に樹の実を取っては持ち去り、来ては取るの繰り返しでした。
一度、大きな青虫を加えて止まっている枝に何度も叩きつけているのをレンズ越しに観察しましたが、あまりにもグロテスクに思えてシャッターを押す気にはなれませんでした。
しかし、生態記録として撮影しておくべきだったと反省しました。(^^;)
何の実なのか分からないのですが、まだ青いのに好物のようでした。
近くのハゼノキの紅葉しかけている葉っぱが初秋の季節感を演出しています。
◎エナガ|柄長
エナガは日本で2番目に小さい鳥で、エナガ科エナガ属に分類され、九州以北に留鳥または漂鳥として生息する鳥でシジュウカラの仲間。(北海道には亜種の顔が真っ白な”シマエナガ”が生息。)野鳥の中には、例えばキビタキやオオルリのように、雌雄で別種かと思うほど外観的特徴が異なる鳥がいるが、エナガは逆に雌雄で同型同色なので外観上は区別できない。全長は14cmあるが、そのうち尾の長さが約半分を占めるので体そのものはとても小さい。嘴(くちばし)が小さく、首のくびれが全くないのでコロンとしたその姿が実に愛らしい。繁った落葉広葉樹林を好み、シジュウカラの仲間ではもっとも群れになる性質を持っており、シジュウカラ・ヤマガラ・コゲラ・メジロなどとの混群がよく見られる。
センダイムシクイを撮影した場所とは別のところで、カラ仲閒の混群に遭遇しました。
シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、エナガ、メジロなどの混群に、なぜかキビタキやカワラヒワも混じっていました。
◎キビタキ|黄鶲
オスは鮮やかな黄色と橙色が瑞々しい青葉に映える。夏鳥の代表種。夏鳥として平地から山地の落葉広葉樹林にやってきて、樹木の洞などに巣を作る。雑食性で、繁殖期は主に昆虫類を補食する。空中の昆虫類をフライングキャッチする生態は興味深い。メスはオオルリの雌と似て地味で両種の区別は素人には難しい。
偶然かもしれませんが、混群に混じっていたメスです。
灌木の高いところに数羽でやってきましたが、一瞬のことでこの個体を一枚撮るのが精一杯でした。
キビタキの幼鳥だと思います。偶然かもしれませんが、混群に混じっていました。
◎メジロ|目白
メジロの顔は私にはけっこうきつく見えますが、ラブラブなメジロを見ると癒やされます。
◎コゲラ|小啄木鳥
◎カワラヒワ|河原鶸
体上面の体色と配色が成鳥とは異なるように見えるので、幼鳥かなと考えていますが情報が少なすぎて確定的に判断できません。
なぜカワラヒワが混群に混じっていたのでしょうか。
あとがき
日々のトレーニングを行っているウォーキング・コースで出会った野鳥を撮影しています。どのような野鳥に会えるかはその日になってみないと分かりません。
健康増進と山行のために天気の良い日は、日々のトレーニングとして市内の公園で6~8.5km(約8500~12000歩)ほどのウォーキングを行っています。
標高差100mほどのそのウォーキング・コースの主に復路で野鳥の撮影を行っています。
ちなみに、
最新の報告では、かつて一日10000歩と言われた歩数は8000歩で良いということになっています。
そしてその歩行時間の内、20分は早足で歩くのがポイントだそうです。この20分というのは、一度にでも合計でもどちらでも良いそうです。
野鳥撮影は門外漢なので高級なレンズを購入するすることもできず、ニコン純正の超望遠ズームレンズ(200-500mm)を使用しての撮影です。
相手が野鳥ということでいつも上手く出会いがあるわけでもなく、出会っても必ずしも撮影が上手くいくとは限らず苦労させられています。
まさに”一期一会”の出会いとシャッターチャンスですが、野鳥たちの愛らしい姿や美しい羽色に癒やされながらバードウォッチングを楽しみながら撮影を行っています。