今回はカメラのお話です。
「オールドレンズを楽しむ」シリーズで活躍してくれているミラーレス一眼カメラ【Sony α7R】を取り上げます。
2014年の12月末に購入しました。
レンズは予算が無くこの時点ではカメラと同時購入はできませんでした。
恥ずかしながら、2014年の10月まで、ミラーレスカメラというものをよく知ろうともせずに過小評価していました。
というのも、「光学ファインダー」のない一眼カメラなど…」という先入観に支配されていて、ミラーレス一眼カメラの新製品ニュースなど目もくれなかったのです。
すでに、ニコンユーザーとなっていて【Nikon D800E】を所有し、レンズの数こそ少ない(ズームレンズ3本、マクロレンズ1本)もののこれから単焦点レンズを買いまして、本格的にNikon機材を構築しようと考えていました。
したがって、上述したようにほとんど知ろうとせずに、結果的に、「ミラーレスカメラに対する知識と言えば、ミラーボックスと光学ファインダーのない一眼カメラ」という認識を払拭する機会を自ら逃していました。
今は、深い反省と後悔です。もっと早く知っていれば…、という思いです。
2014年の11月に入って、【Sony α7】シリーズのカメラとソニー純正のツァイスレンズの組み合わせで写真を撮りたいと思うようになりました。
銀塩写真からデジタル写真に移行してからずっと感じていた不満点が解消される可能性が大であると知ったからでした。(それが何なのかは、後日記事にする機会があると思います。)
そこで初めてミラーレス一眼カメラ、というよりも、【Sony α7】シリーズのカメラのことを調べ始めました。
そして、調べていく課程で、とても嬉しいことに気が付きました。
ツァイス・レンズを甦らせる【Sony α7】シリーズ
それは、マウントアダプターを介して他メーカーのレンズを使用することができるというのです。(本当に恥ずかしいことに、こんな知識さえなかったのです!)
銀塩時代の初期をのぞいて、35mmでは『Contax(コンタックス)』のカメラを使い続けていました。
その結果、「Yashica/Contax]マウントの「ツァイス・レンズ」を2本のズームレンズも含めて18mmから300mmまで一揃え所有しています。
【Nikon D800E】を購入する際に、購入資金が足りなくて上記のシステムの中から3本のレンズを手放しましたが、それ以外はカメラもレンズも所有したままです。
いわば、防湿庫の中で眠っていた、これら過去のレンズを甦らせることができる訳です。
こんな嬉しいことはありません。
Carl Zeissのレンズに惚れ込み、使用目的に合わせてこだわって1本ずつ慎重に購入してきたレンズを再び使うことができるようになったのですから。
開放絞り付近の柔らかい描写、中間絞りでの精密描写、逆光耐性、どれをとっても素晴らしいレンズだと思います。
特に、開放値の明るい単焦点レンズは使っていて楽しいです。
マニュアルフォーカにはなりますが、フォーカスをアシストする機能もありますので、開放値付近ではフィルム時代よりも狙ったところにピントがきちんと合います。
その分慎重にピント合わせをしますが、その時間がまた実に楽しいのです。写真を撮っている、という感覚をいっそう強く実感できます。
今は購入の本来の目的外である、オールドレンズを楽しんでばかりいますが、これは嬉しい誤算というところです。
したがって、今回のこの記事も、「嬉しい!楽しい!」という気持ちだけを書いたようなものです。(^^;)
純正レンズでの試写を十分に経てから、機会を見つけてこのカメラの機能的な特徴・特長なども記述したいと思います。
ちなみに、【Sony α7】シリーズの登場により、オールドレンズ人気トレンドに拍車がかかったそうです。
私もその一人というわけです。(^.^)
昨日、2015年2月19日に撮影した作例をあげておきます。右上の花心に焦点を合わせました。
◎被写体:岩根絞り(自宅の庭)
◎【Sony α7R+T*Planar 50mm F1.4 MM】での撮影
◎ISO 400 ◎絞り値は開放値の【F1.4】 ◎シャッター速度:1/1000秒