今日の野鳥のミニ写真集。7月14日はウグイスの幼鳥が主役です。脇役たちはキビタキ、混群を作って移動するエナガ・コゲラ・ヤマガラ・メジロ、そして天に向かってさえずるホオジロです。
特に、ウグイスは警戒心がとても強く撮影が難しいのですが、この幼鳥は灌木の中から1羽だけ姿を現してしばらく同じ枝に止まっていてくれ、おまけに邪魔な枝かぶりもなく光の状態もとても良く、今までで一番フォトジェニックに撮れました。
このような機会は滅多にないことでしょうから飽くことなくシャッターを切り続けました。右を向いた姿、左を向いた姿、上を向いた姿、下を見つめる姿、実にいろいろな表情が撮れました。
それでは、今日出会えた他の野鳥とともに高画質&高品質の写真で紹介します。
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ウグイス|鶯-さえずりで春を告げる鳥
雌雄同色だが、小鳥の中では珍しくオスとメスで大きさが異なる。適応能力が高いらしく、笹やぶのあるところなら人家近くの林から亜高山帯まで広く棲んでいる。オオルリ、コマドリとともに日本三鳴鳥に数えられる。「ホーホケキョ」というさえずりは日本人ならだれでも知っているほど有名だ。一方、秋から冬の間は「笹鳴き」と呼ばれる「チャッチャッ」という地鳴きが聞かれるが、こちらは一般には知られていない。警戒しているときなどは「ケケケ…ケキョケキョケキョ…」というけたたましい鳴き方をするが、これは「谷渡り」と呼ばれる。オスは同時に一夫多妻、メスは連続的一妻多夫。その結果、1羽のオスのなわばりの中に、メスの数だけ巣が作られるそうだ。オスは子育てには参加せずメスだけが1羽で行う。
このウグイスは成鳥だと思うのですが、エナガやヤマガラの混群を撮影中に紛れ込んでいるのに気が付き撮影したショットです。
尾羽を広げた姿は新鮮みがあります。
エナガ|柄長-日本で2番目に小さい野鳥
エナガは日本で2番目に小さい鳥で、エナガ科エナガ属に分類され、九州以北に留鳥または漂鳥として生息する鳥でシジュウカラの仲間。(北海道には亜種の顔が真っ白な”シマエナガ”が生息。)全長は14cmあるが、そのうち尾の長さが約半分を占めるので体そのものはとても小さい。繁った落葉広葉樹林を好み、シジュウカラの仲間ではもっとも群れになる性質を持っており、シジュウカラ・ヤマガラ・コゲラ・メジロなどとの混群がよく見られる。野鳥の中には、例えばキビタキやオオルリのように、雌雄で別種かと思うほど外観的特徴が異なる鳥がいるが、エナガは逆に雌雄で同型同色で外観上は区別できない。嘴(くちばし)が小さく、首のくびれが全くないので、コロンとした印象を受ける。その姿が実に愛らしい。
一番お気に入りの野鳥です。
ハンプティ・ダンプティのような体型からくる愛らしさ、仕草からくる可愛らしさに魅了されています。
キビタキ|黄鶲-オオルリとともに夏を代表する美しい野鳥
オスは鮮やかな黄色と橙色が瑞々しい青葉に映える。夏鳥の代表種。夏鳥として平地から山地の落葉広葉樹林にやってきて、樹木の洞などに巣を作る。雑食性で、繁殖期は主に昆虫類を補食する。空中の昆虫類をフライングキャッチする生態は興味深い。メスはオオルリの雌と似て地味で両種の区別は素人には難しい。
美しい鳥という点では、ルリビタキがいなくなってからはこのキビタキが出会いを楽しみにしている被写体です。
こちらは幼鳥です。6月以降は幼鳥もよく見かけます。
メジロ|目白-「梅に鶯」の鶯はメジロの見誤り?
メジロの本当の可愛らしさを知ったのは今年の2月です。ラブラブのメジロを撮影する機会がありました。
珍しいのかどうか分かりませんが、下記の記事にまとめています。合わせてご覧いただければ幸いです。
コゲラ|小啄木鳥-脳震盪を起こさない頭の構造を持つ野鳥
キツツキの仲閒ではもっとも身近な存在で、日本では一番小さなキツツキ類。山地林から平地林、公園林に生息する。雌雄ほぼ同色だが、オスは後頭部に小さな赤斑があるが、普段は他の羽に隠れているのでなかなか見るのは難しい。
キツツキの類ではいまだにコゲラしか見たことがありません。
樹を突いている時はものすごい速さですから、高速シャッターでもなかなか止めることはできません。
なので、合間合間の表情を狙うことが多いです。
ヤマガラ|山雀-眼にピントがもっとも合いやすい野鳥?
雌雄同色。橙褐色の羽が目立つシジュウカラの仲閒。留鳥または漂鳥として、照葉樹林や落葉広葉樹林に生息する。シジュウカラ、メジロ、コゲラ、エナガなどと”混群”を形成する。
最近はヤマガラは幼鳥に出会うことが多いのですが、今日は成鳥のみがエナガと混群を形成していました。
ホオジロ|頬白-天に向かってさえずる姿が印象的
オスは白黒のマスクを被ったような顔が特徴的で、頬の部分が白いことからホオジロという名がついた。スズメよりもひとまわり大きく、草原や明るい林などでは比較的背の高い見通しのよい枝先や木のてっぺんなど、とにかく目だったところを好むようだ。オスは細い声で早口にチョッピーチリーチョチーツクなどとさえずる。ホオジロのさえずりは「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」と聞こえることで有名だが、「源平つつじ白つつじ」とも聞きなしされる。ホオジロのさえずりには求愛や他のオスの侵入を阻止するための縄張り宣言などがある。求愛のさえずりは春に。次の春のための縄張り宣言のさえずりは10月頃。
たまに地面にいるところを見かけることもありますが、普通はこのような場所で囀っているところに出くわします。
あとがき
日々のトレーニングを行っているウォーキング・コースで出会った野鳥を撮影しています。どのような野鳥に会えるかはその日になってみないと分かりません。
健康増進と山行のために天気の良い日は、日々のトレーニングとして市内の公園で6~8.5km(約8500~12000歩)ほどのウォーキングを行っています。
標高差100mほどのそのウォーキング・コースの主に復路で野鳥の撮影を行っています。
野鳥に出会える確率の高いポイントでは、例えばこの時期はキビタキやホトトギスですが、30分~1時間ほど待つこともあります。
今日のトレーニングは、距離約8.5km、歩数約10500歩でした。
ちなみに、
最新の報告では、かつて一日10000歩と言われた歩数は8000歩で良いということになっています。
そしてその歩行時間の内、20分は早足で歩くのがポイントだそうです。この20分というのは、一度にでも合計でもどちらでも良いそうです。
野鳥撮影は門外漢なので高級なレンズを購入するすることもできず、ニコン純正の超望遠ズームレンズ(200-500mm)を使用しての撮影です。
相手が野鳥ということでいつも上手く出会いがあるわけでもなく、出会っても必ずしも撮影が上手くいくとは限らず苦労させられています。
まさに”一期一会”の出会いとシャッターチャンスですが、野鳥たちの愛らしい姿や美しい羽色に癒やされながらバードウォッチングを楽しみながら撮影を行っています。