七折(ななおれ)梅園は、愛媛県は砥部町の小高い山の中、里山の雰囲気が今なお残る自然豊かな環境にあります。
毎年2月から3月にかけて開かれる梅まつりの頃には,地元の人が手間を惜しまず一本一本大切に育てた1万を超える白い梅,紅い梅,ピンク色の梅が見事に咲き誇り,ウグイスの鳴き声とともに、私たちを出迎えてくれます。
好天に恵まれると陽光と春霞も手伝い桃源郷ならぬ“梅源郷”と呼びたくなるような雰囲気を漂わせます。
なお、年によって、ピークの時期はずれますからお出かけ前に情報収集した方が安心でしょうね。
七折梅園…梅の里,そこはまさに“梅”源郷
園内には整備された散策路が展望台まで続き,その途中では間近に、展望台では俯瞰的に色とりどりの梅の花を観賞することができます。
梅の木の足元には菜の花も植えられており,梅の花とのコントラストが“絵”になり写欲をそそります。
ゆっくり散策ができるように無料のお茶のサービスやトイレもあります。
有料の茶店では、梅の観賞をしながら抹茶と和菓子を楽しむこともできます。
ちなみに、「花見」はもともとは梅の花の鑑賞だったそうです。そういえば、掛け軸には梅が描かれているものが多いですね。
花見は奈良時代の貴族の行事が起源だといわれる。奈良時代には中国から伝来したばかりの梅が鑑賞されていたが、平安時代に桜に代わってきた。それは歌にも現れており、『万葉集』には桜を詠んだ歌が40首、梅を詠んだ歌が100首程度みられるが、10世紀初期の『古今和歌集』ではその数が逆転している。「花」が桜の別称として使われるのもこの頃からである。
◆参考情報ページ(1):七折梅園公式ホームページ
◆参考情報ページ(2):「七折梅まつり」のページ
七折梅園の写真・壁紙作品
七折梅園の写真を上のような壁紙作品、あるいは写真集にしてそれぞれサイトに掲載しています。よろしければそちらもご覧ください。
◎壁紙作品掲載ページ ⇒ 高画質デスクトップ壁紙館-写遊好日
◎写真作品集ページ ⇒ 石鎚自然写真館『別館』梅源郷「七折梅園」写真集
撮影メモ
この梅園で実際に撮影してみると,広角側は24mm程度から望遠側は少なくとも中望遠まで必要でしょう。
望遠が好きな人は200mm程度のレンズがあった方が面白い写真が撮れそうです。
天気が良ければやはり“逆光”での撮影が多くなりますし,実際その方が花は綺麗に写ります。
ですので,レンズは、何と言っても”逆光耐性”に優れているものを持って行きましょう。
解像度などのレンズ性能は概ね価格と比例関係にありますが,逆光耐性と価格に比例関係はまったく存在しないと言って良いでしょう。
梅の種類も多いので,接写をするのも楽しいと思います。そうなるとマクロレンズもあった方がよいと思います。
それも,“円形絞り”を採用しているレンズがお薦めです。点光源などのボケの形状が美しいからです。
最後に,気に入ったポイントは時間を変えて狙ってみた方がよいと思います。時間の経過と伴に光線の状態が変化するからです。