市内の自然豊かな公園でウォーキングのついでに野鳥の撮影をするようになって数か月が経ちました。
今までは撮影した写真を見ながら、家にたまたまあった子供用の野鳥図鑑とネットの情報(文字情報と画像情報)で同定作業を行ってきました。
しかし、もう少し同定しやすく特徴などの詳細な情報を知りたいと思うようになり、初心者が使いやすそうな図鑑を2種類購入しました。
初心者向けの野鳥図鑑
まずは同定することを優先にした初心者向けの図鑑だと思います。
◎くらべてわかる野鳥 識別ポイントで見分ける
巻頭に環境別の鳥一覧があるので、何の仲間か分からない人も、目撃した場所で鳥の見当をつけることができるところが長所だと思います。
一種ずつページをめくって探していくのは大変ですから、写真が並んでいるこの一覧は入門者に最適な工夫だと思います。
図鑑ページは、他の図鑑でもよくあるように、「スズメの仲間」のように、似ている鳥でグループ分けされています。
その他の特徴としては、
●よく似た鳥が見開きページに並んでいるので見比べがカンタン。
似ている鳥を「とことんくらべる」にこだわった図鑑。似ている鳥の違いが写真でよくわかる図鑑です。
●日本で見られる主な鳥を網羅した約300種を掲載。
●似ている雄同士の比較のほか、地味で識別の難しい雌同士も比較して紹介。
●姿や形が分かりやすく比較しやすいように、写真は背景を切り抜き、似ている種との違いをポイントを絞って引き出し線で解説。
●識別の難しい種は「鳴き声をくらべるコラム」「胸の模様をくらべるコラム」などで、識別をフォローしています。
◎ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑
自分のフィールドでよく見かける野鳥を覚えたくらいに欲しくなる図鑑と言えましょうか。
国内で見られる代表的な324種を選び、特徴や見わけのポイントはもちろん、観察したい行動やおもしろい生態、探し方も紹介している初心者向けの図鑑です。
野外に持ち出すのにも適当な大きさですので、目撃したその場で同定できる楽しみがあります。
時代だなと思うのは、なんと226種の鳴き声も聴くことができることです。
具体的にはスマートフォンでページに載っているQRコードを読み取ると鳥の鳴き声の音源にアクセスできます。
さえずりや地鳴きが収録されています。
まとめ
入門者・初心者にはこれらの図鑑で十分だと感じていますが、おもしろ行動や生態などに興味を持つようになればさらに詳細な図鑑が必要になるとおもいます。
実際、少しそういう気持ちになっていますので、もう少し勉強したら大図鑑を求めることになるかも知れません。