早春の林床を彩る妖精のような花,セリバオウレンの紹介です。
いわゆる”スプリング・エフェメラル”ではありませんが,春を告げる花の1種で,花径1cmほどしかなくとても小さくて実に愛らしい山野草です。
ひっそりと咲き誇るその姿は“林床の妖精”と呼んでやりたくなる雰囲気を持っています。
雌雄異株で雄花・雌花ともにそれぞれの魅力があります。
早春の森にひっそりと咲く可憐で美しき妖精たち
セリバオウレンの図鑑情報
◎キンポウゲ科 オウレン属
早春に10~25cmの花茎を出し、直径1cmほどの白い可憐な花を咲かせます。同属に、基本種で薬用のキクバオウレン があり、キクに似た葉をつけます。バイカオウレンは、ウメに似た花を咲かせます。四国には、シコクバイカオウレンがあります。
分布域は本州、四国となっていますが、四国での自生地を知らないので、広島までなんどか撮影に出かけました。
セリバオウレンの可憐な花姿
セリバオウレンの写真集
本ブログの母体である「石鎚自然写真館」の『林床の妖精』にセリバオウレンの写真集を掲載しています。お時間があればついでにお立ち寄りください。