PhotoshopやLightroomのメニューやツールバーの文字を大きくするカスタマイズ方法をご紹介します。
高解像度モニタを使っている人で現像ソフトの Lightroom や写真編集ソフトの Photoshop を初めて使う人が、導入したもののちょっと使いづらいと感じるのがメニューやツールバーの文字がとても小さいことのようです。
実は簡単にカスタマイズが可能なのですが、知らずにそのまま使っている人も意外に多いと知ったので、カスタマズの方法を記載しておくことにします。
実は、カスタマイズというほど大げさなものではなく、当たり前と言えば当たり前の設定オプションなのですが、横文字が多いデジタルの世界ではピンとこない人も多いようです。
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【Adobe Creative Cloud「フォトプラン」とは?
その前に、
Adobe Creative Cloud「フォトプラン」って何?という人たち、
その導入を考えている人たち、
のために簡単におさらいをしておきましょう。
アドビの【Adobe Creative Cloud「フォトプラン」】は、月額980円でPhotoshopとLightroomの2製品を使えるのでとてもリーズナブルで、私もユーザーの一人です。
写真の管理から編集、共有までをすべてカバー
たまり続ける写真の整理や補正は、Lightroomで手軽に。合成や効果など高度な編集が必要な場合は、Photoshopで思いのままに仕上げることができます。
通常の現像だけなら Lightroom だけ十分であり、写真の管理もとても便利にできます。
さらに、高度な編集を加えたい場合や Lightroom を使ってカタログに取り込むほどではない時には、Photoshop で現像という具合に使い分けることもできます。
Adobe Creative Cloud「フォトプラン」を利用すると、Lightroom だけで十分という人も Photoshop が付いてくることになるので、結局は使うことになるのではないでしょうか。
こうしたことから、プロから写真愛好家まで多くの人に使われている写真家御用達のソフトの定番と言えるでしょう。
メニューやツールバーの文字を大きくする方法
しかし、いざ使ってみると、
最近多い高解像度のモニタ(例えば、2560×1440 ピクセル)では、メニューやツールバーの文字が小さくて使いづらい、
という声を聞くことがあります。
この記事を書こうと思ったのもそのような声を聞いたからです。
このようなプチ情報はわざわざ記事にしてまで紹介するほどのことではないと思っていたのですが、両ソフト利用者の裾野が広がったために、入り口のところで戸惑う人も実は多いらしいと知り記事にしておこうと考えた次第です。
★第1ステップ:カスタマイズのビフォーアフター
下の画像をご覧ください。
解像度【2560×1440 ピクセル】のモニタで Photoshop を立ち上げたときの状態です。
(カスタマイズ前)
(カスタマイズ後)
両者の違いは一目瞭然ですね。
デフォルトのままだと本当に使いづらいんです。
モニタの前に顔を寄せなければなりません。(^^)
ちなみに、私は Lightroom の方から必要を感じて使い始めたのですが、このカスタマイズができなければ Lightroom は使っていなかっただろうと思います。
こちらの過去記事も参考になさってください。
天下のアドビがこんなお粗末なことをするはずがない、
何か設定で表示に変更を加えられるはずだ、
と考えるのが解決のコツです。(^^;)
★第2ステップ:カスタマイズの入り口は環境設定
編集→環境設定→インターフェイス
テキストのスケールを「200%」に変更します。Photoshop を再起動すると反映されます。
これだけの作業です。簡単でしょう?!
ちょっと悲しいのは、125%/150%/175% という選択肢がないので細かい設定が出来ないんです。
このあたりは、アドビさんにもう少し努力して欲しいというのが正直な感想です。
★第3ステップ:Lightroom も同様に設定可能
編集→環境設定→インターフェイス
私の場合は、いろいろ試した結果「150%」がベストでした。それ以来、特に不満なくその設定を変更することなく使っています。
ご覧のように、Lightroom の方が細かい設定ができるようになっています。
同じアドビの製品で同じような分野のソフトなのにおかしいですね。
歴史ある Photoshop なのですから、高解像度モニタ時代に合わせてそういう使い勝手も洗練されたものにして欲しいものです。