RAW現像ソフト【Lightroom】の最初のハードル「カタログ」を乗り越える!

Lightroom】の無料体験版をインストールしたところ、それから先にどう進めばよいのか分からなくなり躓きました。

後から分かったことですが、原因はハッキリとしていました。

それは、「カタログ」という概念でした。

【Lightroom】初心者の立場から、どのようにこのハードルを乗り越えたかを、私と同じように悩む可能性のある将来の【Lightroom】ユーザーのために記しておこうと思います。

お断りしておきますが、私は【Lightroom】初心者です。

インストール直後に躓いて、それから孤軍奮闘(←大袈裟?)して、乗り越えたところです。したがいまして、誤解やミスがあるかもしれません。鵜呑みにしないでください。

この点をご了承いただける場合のみ、読み進んでください。

そしてもしミスや不正確な点があれば優しく教えてくださると有り難いです。m(._.)m


現像ソフトは最初から【SilkyPix】を使ってきた私が、ふとしたことから

【Lightroom】は乗り換える価値があるのだろうか?

と思うようになり、それを確かめたく【Lightroom】をインストールしたところからトラブルは始まります。

※参照 ⇒ RAW現像ソフト:SilkyPixユーザーはLightroomに乗り換えるべきか?

【Lightroom】をインストールして最初に起動すると、初期設定のカタログを作成するか、既存のカタログを選択するかを問われます。

カタログ?なんだ、それは?

と思いつつも、初めて使うのだから、新しくカタログを作成するのだろうな、ということくらいは判断できます。

よく分からないまま指示にしたがってカタログ名を入力しクリックします。

すると、作業ができそうな感じになりますが、どこにも写真は表示されません。

Lightroomの初期画面

カタログは作っただけではだめで、そのカタログで管理する写真の情報(写真そのものではなくデータベース情報のみ←後述)を取り込むという作業をしなければならないのですが、そんな理屈は事前に理路整然と1本の道筋のように分かっている訳ではありません。

ただ、写真を取り込まないといけないことだけはだれにでも分かると思います。

写真をどうやって取り込むのだろうと画面のあちこちを見ますが、分かりません。

ある程度パソコンの経験があると、似たようなソフトはマニュアルを読まなくてもある程度推測して使えるようになるものです。いちいちマニュアルを読む方が煩わしいとさえ思います。そのソフト固有の機能でどうしても分からないことだけ調べるというようなやり方で今までやってこれていました。【Lightroom】もそのやり方でいけるだろうと高を括っていたのです。

【SilkyPix】の知識を応用しようと思うのですが、どうにもなりません。

迷子になってしまったような感覚に襲われます。

そのうちに終了させたり起動させたり、あっちをのぞいたりこっちをのぞいたりしているうちに、「読み込み」というボタンを見つけました。

写真が入っているフォルダを1つだけ適当に読み込んでみたらライブラリモジュールの画面表示領域(中央の大きなスペース)とフィルムストリップ(画面表示領域の下の左右に長いスペース)に写真が表示されました。

しかし、まったく理屈が分かっていません。

つまり、このソフトをどう扱えばよいのかまさしく“五里霧中”という感じだったのです。(^^;)

そこで、1週間かけて、とりあえずネット上で、アドビのサイトはもちろんのこと【Lightroom】を推奨しているユーザーのサイトやブログを次々に調べていきました。

書店にマニュアル本も探しに行きました。

カメラマンのためのPhotoshop Lightroom 5

この過程で、躓きの原因を取り除くよりも先に、【Lightroom】という現像ソフトの興味深い機能を知ることになりました。

そこで、このハードルは乗り越えるべしと判断し、まずは「カタログ」やそれを扱う「ライブラリモジュール」を理解することに努め、ようやく現像ができるようになりました。

長い1週間でした。

その経験から、【Lightroom】の最初(で最後?^^)のハードルを乗り越えて幸せな【Lightroom】の世界に入れるように、初心者の視点で、「カタログ」というものを説明したいと思います。


【Lightroom】用語を知る

Lightroomを使えるようになるためには、ある程度【Lightroom】固有の用語を知る必要があります。

カタログ」は「ライブラリ」モジュールと密接な関係があります。

最初は、

カタログ? ライブラリ? モジュール?

それは何だ?という気持ちになるでしょう。

分からない用語が多すぎると推察することも難しいものです。

もちろん、「カタログ」が最大の難関用語なのですが、それは本題なのでここでは後から詳しく説明したいと思います。

まずは、「モジュール」という言葉からです。

★モジュールとは?

【Lightroom】におけるモジュールとは、【Lightroom】を構成する大きな機能がいくつかある訳ですが、その一つ一つの機能のまとまりを「モジュール」と呼んでいるようです。

起動した画面の右上(モジュールピッカーと呼ばれる領域)にまとめられています。(下の画像参照)

モジュールピッカーと呼ばれる領域

具体的には7種類のモジュールがあって、それ全体で【Lightroom】というアプリケーションソフトになっているわけです。

その7つのモジュールとは?

1. ライブラリ
2. 現像
3. マップ
4. ブック
5. スライドショー
6. プリント
7. Web

の7つの大きな機能です。

これらが【Lightroom】の根幹をなす機能であり、【Lightroom】そのものと言ってよいでしょう。

とりあえずは、カタログを理解するには、「ライブラリ」モジュールが把握できればよいのですが、ついでですので他のモジュールも一緒に理解しておきましょう。

その方が、【Lightroom】というソフトの全体像がつかめ易いと思います。

それでは、一つ一つ簡単に基本的な役割を説明しましょう。

1.「ライブラリ」モジュール

ライブラリモジュールの表示画面

初めて【Lightroom】を開いて行う作業は写真の読み込みです。

読み込みを行い、読み込んだ写真の管理(移動や削除、現像する写真の選択、編集履歴の記録など)をしていきます。

この時に使うのが「カタログ」なのですが、「カタログ」と「ライブラリ」の関係は後述します。

2.「現像」モジュール

現像モジュール画面を開いたところ

簡易的な現像は「クイック現像」といって、「ライブラリ」モジュールでもできるようになっていますが、きちんとした現像は「現像」モジュールで行います。

つまり、基本補正やトーンカーブ、レンズ補正などを使って、写真の補正を行い作品に仕上げます。

3.「マップ」モジュール

マップモジュール画面

iPhoneなどのスマートフォンで撮影すると、写真に位置情報が埋め込まれることはご存じでしょう。一部のデジタルカメラにもそのような機能があります。

「マップ」モジュールでは、それらの位置情報を基に地図上にピンを表示します。

ピンにカーソルを合わせると,その地点で撮られた写真がプレビューされます。

位置情報がない写真でも、「マップ」モジュール上で位置情報を追加することができます。

4.「ブック」モジュール

ブックモジュール画面

ページのレイアウトを選び好きな写真を割り付けるだけで楽しいフォトブックを作ることができます。作成したフォトブックはPDFなどに書き出すことができます。

5.「スライドショー」モジュール

スライドショーモジュール画面

フルスクリーンのスライドショーを行うことができます。静止画だけでなく動画も含めてスライドショーを簡単に行うことができます。作成したスライドショーは、PDFあるいはビデオで書き出すことができます。

6.「プリント」モジュール

プリントモジュール画面

これは簡単ですね。印刷を行うための設定や操作を行うことができます。

7.「Web」モジュール

Webモジュール画面

あらかじめ用意されているテンプレートを使って、写真をWebで見られるHTML形式やFlash形式の「Webフォトギャラリー」を作ることができます。

作成したギャラリーをブラウザでプレビューしたり、直接FTPサーバーにアップロードしたりすることができます。

FacebookなどのWeb公開サービスを利用することもできます。利用したいサービスを登録して置いて、ドラッグ&ドロップするだけです。


これでファイル管理&現像ソフト【Lightroom】の全体像、つまり、このソフトで何ができるかがお分かりだと思います。

では、ここまでの知識を背景にして、本題の「カタログ」を理解しましょう。

Lightroomのカタログとは?-「カタログ」の定義あるいは概念を理解する

「カタログ」とは、Lightroomで読み込んだファイル(写真やビデオ)が保存されている場所(どのHDDのどのフォルダにあるのか)や、写真のメタデータ(撮影情報)、編集の履歴(現像モジュールで行ったレタッチ内容)などの情報を蓄積してまとめたデータベース・ファイルです。

ここで最も注意しなければならないのは、

「カタログ」には、読み込んだ写真データ(RAW画像やJPEG画像など)に関する情報が記録されますが、写真本体そのものは保存されない

ということです。

つまり、写真本体は別のところに存在します。(存在の仕方はカタログへの読み込み方によります。)

言い換えると、「カタログ」の正体は、画像データベースです。

しかも、編集するたびにデータが更新される蓄積型のデータベースです。(「蓄積型」とわざわざ言及しているのは、カタログファイルのデータ量は写真を読み込んだり編集したりするたびに増えていくことに注意して欲しいからです。詳細は後述します。)

画像データベースである「カタログ」扱うのが「ライブラリ」モジュールなのです。

したがって、「ライブラリ」モジュールは単なる画像ビューワーではありません。

写真を読み込むと同時にその写真に関連するデータ(メタデータなど)を「カタログ」に記録し、加えた編集内容を履歴として記録し、そのすべての情報をデータベース化し一元的に管理するためのツールなのです。

もちろん,実際に「ライブラリ」モジュールを使用する際には、画像ビューワと同じような感覚で使えるのですが、その裏ではデータベースが動いていることを知っておく必要があります。

なぜなら、このカタログはデータベースですから、このデータベースが無くなったらとしたら、【Lightroom】で読み込んだはずの写真を扱うことができなくなるからです。

つまり、「カタログ」を正しく理解しないで生半可に扱っていると痛い目に遭う可能性が大だからです。

ちなみに、

私がずっとこれまで使ってきた【SilkyPix】では、このような煩わしさはありません。

フォルダ単位で写真を読み込むと、そのフォルダの中に自然に「SILKYPIX_DS」というフォルダが作成されます。

さらにその中に、編集を加えた写真のみ一枚一枚に対して編集結果が記録されたファイルが自動生成されます。

ユーザーはその存在を意識する必要はありません。

写真の整理などをエクスプローラーなどで行う際に、誤って「SILKYPIX_DS」フォルダを削除しないようにだけ注意するだけです。

したがって、この点では、【SilkyPix】の方がはるかに使い始めやすいと思います。

【Lightroom】の「ライブラリ」モジュールは決してユーザーフレンドリーではありません。

ここに躓く原因があります。

パソコンに触るのがまったく初めてという人なら仕方ありませんが、ある程度の経験があり画像編集ソフトなども使っている人なら、インストールして直ぐに少なくとも基本的な機能なら使えるソフトがユーザーフレンドリーだと思います。

そういう意味では、【SilkyPix】はユーザーフレンドリーですが、【Lightroom】はそうではないという結論になります。

だからといって、この欠点を補ってあまりある特長が【Lightroom】にあるのなら、【Lightroom】に挑戦してみる価値は大いにあるのは言うまでもありません。

カタログ作成のタイミング

【Lightroom】をインストールして最初に起動した際には、「カタログ」の構築方法が決まっているのが望ましいと思います。

つまり、私のように、何の準備もしないで「カタログ」作成の時点でつまずくような状況になるのを避けるために、事前に勉強しておく方がよいと思います。

ここで言う「構築方法」とは、

1. 「カタログ」をいくつ作るのか?
2. 「カタログ」をどこに保存するのか?
3. 「カタログ」のバックアップはどこに保存するのか?
4. 「カタログ」に写真を読み込む方法は4つの中のどれを選ぶ?
5. 写真本体はどのように管理するのか?

これらのことを決めておくとことを意味しています。

これから後の説明を読んでいただければ、上記の構築方法に関する疑問の答えが自ずと見つかるだろうと思います。

前もって一言申し上げますと、私はユーザーによって構築法は異なるのが普通だと思います。

したがって、後半に続く「カタログ構築法」をお読みになってもどのように決めたらよいのか判断がつかないようであれば、この【Lightroom】は使わない方が幸せかもしれません。(^^)

前半の後書き

ここまででずいぶんと長くなりましたので、ここまでを前半とし、「カタログ」の構築方法は後半として次の記事にしたいと思います。

なお、後半はこれからまとめますので、それに伴い上記の内容を修正・加筆するかもしれません。


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