大口径広角レンズ【SIGMA 24mm F1.4 DG HSM】

2008年4月にニコン一眼レフカメラユーザーになり、さらに2014年12月にソニーのミラーレス一眼カメラユーザーになりました。

両メーカーのユーザー目線から、私個人がユーザーとして物欲を刺激される、言い換えれば、是非手に入れて使ってみたいと思う「カメラやレンズ」を採り上げようと思います。

今回採り上げるのは、「星景にも都市景にも最適な、クラス最高の光学性能」というキャッチフレーズに惹かれた、【SIGMA 24mm F1.4 DG HSM】です。

詳細は下記に記しますが、この謳い文句がそのまま事実であるならば、是非とも星景写真で使ってみたいレンズです。

星景写真で使いたい大口径広角レンズ

シグマは2015年2月10日、35mmフルサイズに対応した一眼レフカメラ用の大口径広角単焦点交換レンズ【SIGMA 24mm F1.4 DG HSM】を発表しました。

シグマ用以外では、キヤノン用、ニコン用が提供されるようです。

◎スペック

●レンズ構成は11群15枚 ●最短撮影距離は25cm ●最大撮影倍率は1:5.3 ●絞り羽根は9枚(円形) ●フィルター径は77mm ●最大径×全長は85×90.2mm ●重量は665g ●花形フードが付属

価格は税別12万7,000円(発売直後の実売価格約10,000円)とのことですが、広角で大口径となれば想定の範囲内です。

特長として、サジタルコマフレア・色収差・歪曲収差・周辺減光などを低減し、クラス最高レベルの光学性能を謳っています。

 そして何よりも、

 広大な山並み、都市の景観、そして満天の星空まで厳しい描写性能が求められる被写体から、低照度下での室内撮影やボケを生かした撮影においても最高のパフォーマンスを発揮する一本です。

という謳い文句には、星景写真に本格的に取り組みたいと思っている私としては実にそそられます。

星景写真に安心して使ってください」というメッセージに受け取れるからです。

これがそのまま実写レポートでも証明されて欲しいと願います。

期待したい特長「サジタルコマフレア」対策

シグマは、「諸収差を徹底的に追い込み、滲みや歪みのほとんどないクラス最高レベルの性能を実現」と謳っています。

レンズ最後部に非球面レンズを置くことによってサジタルコマフレアの発生を極限まで抑えた、と点像再現性に対する自信を表明しています。

つまり、レンズの周辺部まで”点光源が点に写る”ように補正したとのことです。その結果、「天体写真やイルミネーションの撮影に向く」という訳です。

ニコンも最近、「点が点に写る」設計思想に言及しています。

比較明合成画像やタイムラプス動画が一大ブームになっている感のある状況を考えると、この取り組みは当然の流れなのかもしれません。

その「サジタルコマフレア」とは何でしょう?

サジタルコマフレアは、大口径レンズの開放絞りでの撮影では、夜景や星空などの点光源の像が画面周辺部で翼を広げた鳥(ニコンは、鳶のような形やカモメが飛んだような形と表現)のような形に滲む収差のことです。

通常の撮影ではあまり目立たないのですが、星景写真では被写体が点像であるために、また夜景の撮影でも照明のような点像(イルミネーション)が多いために、非常に目立ってしまいます。

2~3段絞れば改善が期待できますが、星景写真では大口径のレンズを使って、しかもできるだけ開放絞りで撮影したいので、悩みの種なのです。

それに対応したレンズということですから、否が応でも期待してしまいます。

特に私は、全紙プリントに耐える星景写真を目指しており、手持ちのレンズでは満足できる状況ではないので、なおさら期待が高まります。

ちなみに、「サジタルコマフレア」に最初に積極的に対応したのはニコンだったように思い検索してみると、

FX用広角単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 35mm F1.8 G ED

◎FX用広角単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

がヒットし、後者は特に力を入れているような印象を受けます。

シグマでは、

Sigma 50mm F1.4 DG HSM

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

がヒットします。

前者の製品ページには、「サジタルコマフレアを良好に補正」とあり、後者は、直接「サジタルコマフレア」の言葉こそないものの、「コマ収差を良好に補正することで、画面周辺部の点光源のにじみも少なく、天体やイルミネーションの撮影に威力を発揮」とあります。


本レンズに特に惹かれるのは、その焦点距離です。

星景写真では、35mmでも狭すぎる場合が多いので、実際、超広角レンズを使うことも当たり前の世界なので、24mmで大口径というのはとても有り難い選択肢なのです。

本レンズの他の特長として、

●レンズにはFLDガラス、SLDガラスを採用し、画面周辺部で目立つ倍率色収差を補正

●レンズ第1面からの光の入射角度を緩やかにするなどして歪曲収差を補正

とあります。諸々の収差の除去・低減に積極的に取り組んだということでしょう。

そして、光学性能を優先した高水準の芸術的表現を叶える『Artライン(=アーティスティック・ライン)』に属します、とあります。

シグマの『Art ライン』とは?

Artライン(=アーティスティック・ライン)とは、シグマの高性能レンズの新ブランドのようです。

高水準の芸術的表現を叶えるArtライン

シグマの交換レンズは、それぞれ明確なコンセプトを持ったContemporary、Art、Sportsの3つのプロダクトラインに分類されます。その中でArtラインは、あらゆる設計要素を最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発、高水準の芸術的表現を叶えます。高度な要求水準を満たす圧倒的な描写性能で、風景、ポートレート、静物、接写、スナップをはじめ、作家性を活かした写真づくりに適しています。作品世界をつくり込むスタジオ撮影や、建築、天体などあらゆるジャンルでの表現にも応えます。

マウント交換サービス

シグマの本レンズを調べていて初めて知ったのがこのサービスです。

「マウント交換サービス」とは、「新しいプロダクト・ラインの全製品において、新たなカメラボディ用マウントに最適化を行う有償サービス」とのことです。

つまり、私がニコンユーザーからキヤノンユーザーになったとしても、マウントをキヤノン用に交換してもらうことでレンズを「資産」と生かすことができるという訳です。

当然有償ではありますが、有り難いサービスですね。

2015年2月28日現在、後は実写レポートを待つのみです。後日、この記事に情報を追記したいと思います。


2015年4月2日追記

実写レポート

SIGMA 24mm F1.4 DG HSM | 見た瞬間に伝わる高い解像感

これまでに発売された35mm F1.4 DG HSM | Artおよび50mm F1.4 DG HSM | Artと並び驚く程に高品位な性能を発揮する。

レンズの魅力は解像力だけではないが、今年、35mm判デジタル一眼レフはついに5,000万画素超の領域にまで踏み入ることを考えると、ますます高い解像力がレンズに求められるのは必然であろう。このレンズは今後もその要求に応えていくというシグマの強い意思の表しであるとさえ感じる。

さらに広角レンズでありながらも、ぼけによる表現が可能なF1.4という明るいレンズは「Art」を標榜する魅力を十分に持ち合わせる存在だ。先に発売された2本共々、いま再びの単焦点レンズ復権を担うレンズだ。

圧倒する描写力『SIGMA A 24mm F1.4 DG HSM』

『A 24mm F1.4 DG HSM』はArtラインレンズの名に恥じない驚くべき解像力と深いボケ味を両立した超高性能レンズでした。
広角レンズでここまでの明るさは必要なのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一度シャッターを切ればそのボケ味が生み出す独特の世界観に魅了されてしまう事でしょう。
高画素モデルやローパスレス仕様のデジタル一眼レフが一般的になった昨今ですが、この『A 24mm F1.4 DG HSM』はカメラを選ぶのではと思うほどの描写性能です。


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