今週の野鳥-秋色の中の小鳥たち|2016年10月

待ちに待った冬鳥の代表的な小鳥、ジョウビタキ(尉鶲)がようやくやって来てくれました。

秋の中盤のこの時期は、夏鳥の代表格の美しいキビタキもまだ見られ、夏鳥と冬鳥が交差する不思議な時空間です。

青い鳥として人気の高いルリビタキはまだ未到着ですが、この1週間に観察できた小鳥たちを「秋を彩る小鳥たち」というテーマでミニ写真集としてまとめました。

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公園が日々の野鳥観察&撮影フィールド

普段は、山行のために日々のトレーニングを行っている市内の公園のウォーキング・コースで出会った野鳥を撮影しています。

この公園は標高差が100mほどあり、トレーニングには好条件な場所と言えます。

上りになる往路で”速歩”を行い、下りの復路でゆっくりバードウォッチングと撮影を楽しむというわけです。

季節に応じてコースを多少変更しますが、概ね往復で8.5km(12000歩)のコースです。

ちなみに、

最新の研究では、かつて一日10000歩と言われた歩数は8000歩で良いということになっています。

そしてその歩行時間の内、20分は早足で歩くのがポイントだそうです。この20分というのは、一度にでも合計でもどちらでも良いそうです。

被写体が何であれその分野特有の難しさがありますが、相手が”神出鬼没”の野鳥ということで、いつも上手く出会いがあるわけでもなく、出会っても必ずしも撮影が上手くいくとは限らず苦労させられています。

まさに”一期一会”の出会いとシャッターチャンスですが、野鳥たちの愛らしい姿や美しい羽色に癒やされながら撮影を行っています。

ジョウビタキ(尉鶲)|冬鳥の代表格

昨季のデータを確かめると、メスのジョウビタキの初撮影が11月30日、オスとなると12月9日です。

比較すると、今季は1ヶ月以上も早いということになりそうですが、これはおそらく昨年の今頃はまだ野鳥撮影用の機材ももってなく、野鳥撮影そのものをまだ本格化させていなかったのと同時に野鳥に関する知識もほとんど無い状態だった為だろうと思います。

赤橙色が美しい冬鳥、ジョウビタキのバードウォッチングに必要な基本知識|ジョウビタキの生態的特徴・分布生育環境およびオスとメスの違い、鳴き声などの特徴を紹介します

昨季は初めて出会った頃にはジョウビタキはもうすでにある程度人間に慣れていて、比較的近くで撮影させてくれましたが、今季はこの公園にやって来たばかりのためか人をとても警戒している様子が見られます。

◎10月24日撮影:

今季最初のショット。昨季と同様、最初はメスとの出会いでした。

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◎10月25日撮影:

1日遅れでオスに出会えました。当然、今季初の顔合わせ。

茂みの中に隠れ、「ちょっとだけよ。」という感じで撮影させてくれました。

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別のポイントでメスに遭遇。

地面の上で捕食中だったようですが、気配を感じて逃げ出しました。今の時期はとても用心深いですね。

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さらに別のポイントで。

もう少し”絵”になるところに出てくれないかな…。

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さらに別の場所でオスに会えました。

オスとメスとでは別種かと思うほど外見が異なります。

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橙色が鮮やかですね!

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◎10月26日撮影:

こういうところに止まっているのは初めて見ました。

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別のポイントで再びメスに遭遇。この日はメスだけでした。

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さらに別のポイントで。

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ちょっとブレていますが飛翔姿をゲットできました。

直前に見せた飛び立つような姿勢を察知できたので、かろうじてシャッターが間に合いましたが、1000分の1秒では充分ではなかったようです。

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午後になっても別のポイントで会えました。キビタキの雌と入れ替わりに現れました。

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地面に降りて捕食中です。

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◎10月27日撮影:

この日もメスにしか出会えませんでした。

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胸を膨らませています。

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キビタキ(黄鶲)|夏鳥の代表各

さすがにもういなくなっただろうと思っているところに、たまに姿を現すので驚きと感動があります。

野鳥撮影の初心者として、この時期は夏鳥と冬鳥が共存することが初めて分かりました。

橙色と黄色の美しい夏鳥、キビタキのバードウォッチングに必要な基本知識|姿もさえずりも美しい夏鳥、キビタキの特徴と生態、分布情報、生育環境および鳴き声に関する情報を紹介します。

◎10月25日撮影:

久しぶりにオスとの出会いです。

25日撮影のジョウビタキのオスとほぼ同じ場所に出ました。

やたら蜘蛛の巣の多いところです。(^^;)

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会えるときは不思議なもので続きます。上と同じ日、別のポイントで。

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これもまた別のポイントで現れました。食事中の姿です。

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10月27日撮影:

メスがひょいと谷の方から上がってきてくれました。

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リュウキュウサンショウクイ(琉球山椒喰)|留鳥・漂鳥

この公園には夏季はいないと思います。出会ったことがありませんから。秋の後半になるとやってくるように思います。

ちなみに、昨季に撮影したのは11月24日でした。

◎10月26日撮影:

エナガに先導された混群のなかにいました。

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サンショウクイとは、目と頭の間の白斑の幅と形状、体上面の色、体下面の色が異なります。

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これらの写真は、ノートリミングか少々のトリミング程度です。驚くほど近くに来てくれました。

アカモズ or シマアカモズの幼鳥?

まだ正確な同定に至っていません。

図鑑でも色々調べ、ネットで詳しい人にも尋ねもしましたが、「アカモズかシマアカモズの幼鳥」だろうとアドバイスされました。

特徴的には、モズの仲閒というのは間違いないと思います。幼鳥なので、種を特定できるほどの特徴が明瞭に出ていないようです。

◎10月27日撮影:

近寄っても逃げようとせずたくさん撮らせてくれました。すべて「ノートリミング」です。

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★10月28日:追記

野鳥の識別を行っている人が「シマアカモズの幼鳥」と同定してくれました。

下面の黒い波模様と雨覆のサブターミナルBandなどがポイント

カワセミ(翡翠)|留鳥

カワセミはこの公園の池に棲みついていますので、機嫌が良ければ時折姿を見せてくれます。

のバードウォッチングに必要な基本知識|野鳥の壁紙館の『今月の野鳥カレンダー壁紙』コーナーでは,愛らしい、美しい野鳥写真の壁紙に2ヶ月のカレンダーを付けて無料提供中。サイズは、1280×1024|wide-1366x768|wide-1920x1080の3種類。

◎10月27日:

最近はよくカワセミを出てきてくれるのですが、対岸で遠過ぎたり、近いが逆光になる所にいることが多いのが難点です。

しかし、今回は逆光にならないところで、しかもそこそこ近いところで撮影できました。

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キセキレイ(黄鶺鴒)|留鳥・漂鳥

夏季は見たことがありませんから、どこか近くの山から移動してきたのでしょう。

この秋、数回目撃していますが、2回目の撮影機会でした。

◎10月25日撮影:

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エナガ(柄長)|留鳥・漂鳥

一番お気に入りの小鳥です。その可愛さに癒やされます。

エナガのバードウォッチングに必要な基本知識|エナガ(和名:柄長)は、エナガ科エナガ属に分類され、九州以北に留鳥または漂鳥として生息する鳥でシジュウカラの仲間で、日本で2番目に小さい鳥だそうですが、その体重はなんと8グラムほどと言われています。

◎10月26日撮影:

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ホオジロ(頬白)|留鳥

頬白は用心深いです。草むらにいるときは、数十メートルも離れているのに逃げていきます。

◎10月24日撮影:

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◎10月25日撮影:

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◎10月26日撮影:

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◎10月27日撮影:

この時はこちらが草に隠れることでしばらくの間気付かれずにすみました。

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ヤマガラ(山雀)|留鳥

近くに来てくれたのでノートリミングで掲載できるものだけに限定しました。

◎10月25日撮影:

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◎10月26日撮影:

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◎10月27日撮影:

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メジロ(目白)|留鳥

他にも写しているのですが、季節感のあるものはこの1枚だけでした。

◎10月26日撮影:

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コゲラ(小啄木鳥)|留鳥

上のメジロたちと混群でやって来たときにほとんど同じ場所で撮影しました。

◎10月26日撮影:

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シジュウカラ(四十雀)|留鳥

普通種と言われるシジュウカラですが、私は好んで撮影します。

しかし、今週はあまり出会いがありませんでした。

秋の雰囲気が感じられる環境で撮影したいものです。

◎10月27日撮影:

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最後に

去りゆく夏鳥と来る冬鳥が共存する興味深い秋ですが、もうすぐ11月になります。

おそらく月が変わると、さすがに夏鳥は立ち去ったり過ぎ去ったりしていることでしょう。

そうなると、いよいよ本格的に冬鳥のシーズンです。

少々寂しくもありますが、楽しみな季節でもあります。

さて、ルリビタキがいつ我がフィールドにやってくるのか、今季初の出会いを楽しみにしているところです。


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