姿も鳴き声も美しいオオルリ|皿ヶ峰の野鳥

オオルリは、ウォーキングを兼ねて野鳥の撮影している近くの公園では、鳴き声はたまに聞かれるもののその姿をなかなか見ることができません。

そこで、オオルリに会いたくて花の名山として県内外で広く知られている皿ヶ峰に行ってきました。

何年か前に皿ヶ峰で野鳥の会の人にあったことがあり、オオルリを見に来たと言っていたのを思い出したからです。

そして、なんと期待通りに出会うことができました!

皿ヶ峰の山野草の情報はこれまでもサイトや旧ブログでたくさん発信してきましたが、野鳥に関してはもちろん初めてです。

オオルリ

皿ヶ峰は、春から秋まで様々な山野草を楽しめますが、特にその早春から晩春の頃は広葉樹の森の中がとても明るく、足下には可愛らしい花たち、上に目を向けると萌黄から若葉、新緑と眩しいほどに自然の息吹を感じられ、リフレッシュでき元気も貰える最適の森散策場所です。

山にしろ山野草にしろ、”作品”を撮影しに行くときは基本単独行動なのですが、この皿ヶ峰は家内もお気に入りなので、できる限り二人で山野草を楽しむために毎年何度となく訪れてきました。

特に山野草が顔を出し始める4月上旬から5月下旬の間は散策頻度が高いのですが、その期間でも、個人的には、森の明るさ・新緑の美しさ・山野草の豊富さのバランスが一番良いのが4月下旬から5月上旬であり、散策に一番お薦めの時期です。

今回訪れたのも5月5日でした。

そして、初めてのことですが、今回は山野草や野鳥に興味を持ってくれている友人ご夫婦の案内も兼ねた散策です。

実は、3年前から計画していた皿ヶ峰案内だったのですが、2014年はご主人が腰を痛め、2015年は家内がぎっくり腰になり、今回が”三度目の正直”ということになりました。

コースは、風穴から登りはじめ竜神平で休憩し、上林峠から苔むす自然の”日本庭園”を経由して水の元に下りてくる周遊コースを歩きました。

今回は野鳥の撮影を主目的としたので、カメラには超望遠レンズを装着したまま歩きました。

レンズ交換をしていると一瞬の野鳥との出会いに間に合いませんので、マクロレンズなどは携帯しませんでした。

結果、たくさん出会えた山野草の撮影はほとんどできませんでした。

出会えた野鳥を写真で紹介

登り始めた風穴から美しい鳴き声が聞こえていましたが、何の野鳥なのか鳴き声ではほとんど同定できません。

街中の公園とは違って、樹木が高いこともあって「声はすれども姿は見えず」の場合も多く、期待したほどの種類は撮影できませんでしたが、ミニ写真集的に掲載しました。

ヒガラ|シジュウカラの仲間

ヒガラの特徴

全長11cmでシジュウカラ類では最小。雌雄同色。主に針葉樹林を好む。留鳥、漂鳥として屋久島以北に生息。標高500m以上の山地にいるが冬場は公園で見られることもある。シジュウカラは胸の”ネクタイ”模様が特徴なのに対してヒガラは喉に黒い”よだれかけ”がある。

ヒガラのさえずり

初見、初撮りでした。

◎特徴の1つである、頭部の短い冠羽が確認できますね。

ヒガラ

◎飛び立つ瞬間

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◎ホバリング状態ですね。

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◎飛翔姿ですが、後ろ向きなのが残念!

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◎顔が、大きくボケた若葉に隠れているのが残念!

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キビタキ|ヒタキの仲間

キビタキの特徴

全長14cm。夏鳥。雌雄異色。平地から山地の落葉広葉樹林に生息し樹間に空間のある比較的明るい林の中間層を好む。なんと言っても、喉の橙色と腹部・眉・背中の黄色が鮮やかで美しい。空中の昆虫をフライングキャッチする習性がある。冬鳥のルリビタキやジョウビタキ、夏鳥のオオルリと同様にメスは地味。
普通は樹間を移動しながらさえずるが、ウォーキングコース沿いで大木の横枝に止まって長時間さえずっているのを観察したことがある。さえずりも実に美しい。

キビタキのさえずり

ウォーキングを兼ねて野鳥の撮影している市内の公園で何カ所か比較的よく姿を見せてくれるポイントがありますが、基本的には”出会い頭”に期待します。

この4月~5月では一番よく撮影しているお気に入りの野鳥です。

このキビタキが皿ヶ峰の竜神平付近の森で4回姿を表してくれました。

◎下から見上げると喉の橙色が鮮やかです。

キビタキ

キビタキ

キビタキ

キビタキ

キビタキ

キビタキ

キビタキ

キビタキ

ゴジュウカラ|ゴジュウカラ科

ゴジュウカラの特徴

全長14cm。留鳥。肩から背中はブルーグレーで雌雄同色。九州以北の落葉広葉樹林に生息。木の幹に垂直に止まることができのはキツツキの類と同じだが、頭部を下にして幹を回りながら下りる習性は他種には見られない。さえずりは、「フィフィ…」と速く短く繰り返す場合と、「フィーフィー…」とゆっくり繰り返す場合がある。

ゴジュウカラの鳴き声

ゴジュウカラも初見、初撮りでした。

ヒガラやこのゴジュウカラは今までもこの場所で見ているはずなのですが、これまではシジュウカラとの区別がついていなかったようです。

◎器用な逆さ走り

ゴジュウカラ

ゴジュウカラ

ゴジュウカラ

ゴジュウカラ

ゴジュウカラ

オオルリ|ヒタキの仲間

オオルリの特徴

全長16cm。夏鳥。雌雄異色。名前の通りに頭部から体上面が美しい瑠璃色が特徴。頭の頂は淡い瑠璃色で、喉から胸は黒い。メスは、キビタキの雌に似ていて地味。渡り期は公園でも見られるがそれ以降は山地の林に生息し、沢や渓流を見下ろせる見晴らしのよい木の梢でさえずる。キビタキとは異なり、縄張り宣言するお気に入りの場所がある程度決まっているようだ。また、メスもさえずる。

オオルリの鳴き声

主役の登場です。この日一番の目的の野鳥です。

さえずりが美しいウグイス・コマドリ・オオルリを日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)と呼んでいます。

オオルリのさえずりは透明感のあって本当に美しい。

このさえずりを耳にすると登山道を歩いていても思わず足を止めて聞き入ってしまう。

◎声を頼りに見つけたのがこの場所。沢沿いの大きな岩の上でした。

オオルリ

オオルリ

◎近くの木に移動してさえずりを続けます。

オオルリ

◎さらに少し移動して撮影しやすくなりました。

オオルリ

オオルリ

オオルリ

初トライで目的のオオルリに出会え撮影までできたのは幸運に恵まれました。

この時期はやはり若葉や新緑と組み合わせて季節感を出したいので、そういう意味でも初めてにしては上々だったと思います。

本当はもっと多くの種を写せると良かったのですが…。

「足るを知る」という精神も大切ですので、満足のいく散策だったと言えるでしょう。

出会った人の情報では、サンコウチョウが鳴いていたとのことでした。

シジュウカラなども撮影できたのですが、枝かぶりしていたり遠くのはピントが合っていなかったり小さすぎて同定できなかったりで、掲載は見送りました。

次回の楽しみにします。

咲いていた山野草

写真はありませんが、参考のために名前だけ列挙しておきます。(一部、木の花が含まれています。)

イチリンソウ、ヤマブキソウ、ルイヨウボタン、ナベワリ、ヤマルリソウ、エイザンスミレ、シハイスミレ、ヤマシャクヤク、ハシリドコロ、シコクカッコソウ、クロフネサイシン、フタバアオイ、コミヤマカタバミ、ヤマエンゴサク、ジロボウエンゴサク、フデリンドウ、ツボスミレ、コガネネコノメソウ、ユキザサ、エンレイソウ、ナルコユリ、コンロンソウ、ミツバテンナンショウ、ワチガイソウ、ヒトリシズカ、ツクバネソウ、クロモジ、ヤマウツボ、チョウチャクソウ、ムシクイ、など。

ミツバツツジも美しく咲いていました。

ミツバツツジ

花弁の色が普通のものより濃い個体が何本か目に付きました。

この写真の個体もそうですが、個体差なのでしょうかね。

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