5,000万画素&Lightroom快適動作PC

5000万画素時代の写真データを【Adobe Lightroom】で現像・編集・管理するために、快適さとコストパフォーマンスの点で理想的なスペックに構築されたマシン(PC)をBTOで購入しました。

3ヶ月使用して、あらためて購入に至るまでの経過とそのスペック内容、そして使用感などを記しておきます。


デジタルカメラが5,000万画素時代に突入し、プロアマ問わずRAW撮影を行っている写真家にとってはRAW現像が快適に行えるハイスペックPCの必要性も高まっていると思います。

特に、多くの写真家が使っているアドビの現像ソフト「Adobe Lightroom」は写真データをデータベース化して扱うのでその分PCに対する負荷も高いはずです。

私自身も近い将来に4Kどころか8K用の写真データを扱う必要があり、写真データ専用のハイスペックPCの購入を検討していました。

ハイスペック・マシンが必要と言っても何もかもがハイスペックである必要はないはずで、高解像度の写真データを扱うのにサクサクと作業ができるスペックであればよいわけです。

動画を本格的にやらない者にとって動画用のスペックがどれほど高くても価値はなく、それどころか投資の無駄でしかありません。

それくらいなら、カメラ機材にその分の予算を充てたいというのが写真家の本音でしょう。

というわけで、

2015年の秋から【Adobe Lightroom】最適スペックを選定するための情報収集し始めました。

多くの写真家がそうであるように、私もコンピューターのハード面に詳しいわけではないので、”投資”に先立って勉強する必要があったからです。

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その時の情報収集のきっかけになったのが

デジカメ Watch の「超高画素のお作法」という特集の、「5,000万画素時代のPC構成を考える RAW現像用ハイスペックPCをBTOで組んでみた」

です。

そのあたりのことはこの過去記事にしています。

現像ソフト【Lightroom】でデジタル写真を快適に扱うには本当のところパソコンにどれくらいのスペックがあればよいのか? これは多く...

『Lightroomユーザー』のために価格性能比の面で最適なPCスペックを探る、という内容が気に入りました。

コストパフォーマンスが高くなるようにするには、どのようなスペックにするのがベストなのかを専門家が検証した内容が記載されています。

メーカーにアクセスして、「基本構成とカスタマイズ」の内容を決め仮の見積もりをとることで予算も分かりました。

★パソコン工房のホームページ ⇒ http://www.pc-koubou.jp/

そして、購入のタイミングを計っていたところ、

たまたま事務用に使っていたPCの挙動がおかしくなり始め、原因を調べると「グラフィックボード」にあることが判明しました。

修理には少なくとも10万円ほどかかるとのことでした。

それならば、「写真専用のPCを購入して、今RAW現像に使っているPCを事務用に回せば八方丸く収まる」と考えました。

そのPCもスペック的にはかなり高いので事務専用にするにはもったいないのですが、いざというときに代替マシンにすればよいと判断しました。

購入は春になってからでよかったのですが、上記のような理由から2016年2月に購入しました。

RAW現像に特化した理想的なスペックを追求

購入方法は、メーカー(パソコン工房)のサイトから注文する、いわゆる【BTO】方式の通販を利用しました。

デスクトップタイプのPCに関しては、ほとんど通販で購入しています。

BTOとは【Build To Order】を略したもので、「受注生産」という意味です。パソコンは、CPU・メモリー・HDD・LANカード・カードリーダーなど、複数のPCパーツや付属部品で構成されていますが、BTO方式では、これらのPCパーツを注文時に選択できコストパフォーマンスを高めることができる点に最大のメリットがあります。

RAW現像ソフト【Lightroom】の使用を前提にしたスペック内容

1.OS ⇒ Windows 10 Home 64ビット

Pro にしたかったのですが、事実上、その利点は「Windows Updateの更新タイミングや種類を調整し柔軟な運用が可能な『Windows Update for Business』」だけなので、予算的に妥協しました。

写真編集に関係ないところでは”贅沢”は極力控えました。

2.プロセッサー ⇒ インテル(R) Core i7-6700K プロセッサー
3.メインメモリー ⇒ 32GB(DDR4-2133 8GB×4 ※デュアルチャンネル)

検証では【16GB】で十分との結果が出ていますが、他の目的のために【32GB】を選択しました。

4.OSインストール専用のSSD ⇒ M.2 SSD(256GB)
5.カタログファイル専用のSSD ⇒ 2.5インチSSD(256GB)
6.写真編集作業&ワーク領域専用のSSD ⇒ 2.5インチSSD(512GB)

ここに大元の写真データを保存します。

これによりHDDから写真を呼び出すよりも速度が速くなるという訳です。

ただし、容量が【512GB】しかありませんから、現像する可能性が高い写真(普通は、最近の写真およびこれから撮る写真)だけをここに保存するように割り切る必要があるでしょう。

それでも容量不足が心配な状況になれば、古い写真から内蔵HDDや外付けHDDに引っ越しさせることになるのでしょうね。

その際、カタログに変更(写真データとカタログの紐付けのやり直し)を加える必要も生じます。

そうなると、カタログ管理はよくよく先のことを考慮して行う必要がありそうです。

7.データ保存専用HDD ⇒ 3.5インチHDD(2TB)※高耐久仕様を選択
8.グラフィックアクセラレーター ⇒ NVIDIA(R) GeForce GTX 750 Ti 2GB GDDR5

PC-Hardware

その他諸々の選択を行い購入予算の30万円以内に収めることができました。

5000万画素時代のデータの大きさを考慮するとデータ保存用のHDDはできるだけ余裕がある方がよいでしょうね。

今回のBTOでは【4TB】まで選択肢があったのですが、ほんの少し予算を超えてしまうので諦めました。

このマシンは3年以上は使える予定なので、その間に撮影する写真データ量を考えると、3カ月経過した今、「4TBにしておけばよかった!」と少々後悔しています。(-_-;)

約3カ月の使用感

前のマシンもそれなりにハイスペックだったので、”驚愕”するほどの違いはありませんが、Lightroomを扱う限りではどういう作業をやっても明らかに速くなっています。

一言で表すと、快適です。

気持ちよくサクサク動く感じです。3個のSSDの効果でしょうね。

ただ、拡大表示をさせる場合に少々タイムラグが生じるので、これがなければ満足度100%というところです。

ちなみに、メモリを【32GB】にしたのは、一度に多くのhtmlファイルを一括処理することがあるからです。

例えば、【1600×900】ピクセル前後の大きさの写真を1枚貼っているhtmlファイルを50枚開こうとしたら、以前は最初の10枚くらいは速く開きましたがその後が極端に遅くなりました。

それが大幅に改善されたのはメモリの功績なのかなと思います。(後になるほど開くのが遅くなるのは同じですが、それでも体感的に明らかな差があります。)

ただし、開く枚数が100ほどになるとエラーが発生したりクラッシュします。

メーカーのサポートについて

製品が届いて数日後にようやく時間ができてセットアップ作業を始めました。

サポートに尋ねたいことがあって、電話をかけた時のことです。

「注文管理番号」を告げると、「その番号では登録されていない」との返事。

購入日、製品のシリアルNO、名前や住所、電話番号を次々に聞かれ、その都度電話の向こうで担当者がそれらの情報で顧客名簿を検索している気配がします。

その度にかなり長い時間待たされました。

一つの個人情報ごとに体感的には2~3分から5分程度だったと思います。

この間のやり取りで、

「お待たせして申し訳ありません。」

「申し訳ありませんが、お客様の情報が見つかりません。」

といった言葉はあるのですが、

そのうちに、まるで私の方が何か勘違いをして、本当に購入したのか、問い合わせるメーカーを間違っているのではないか、というようなニュアンスが感じられるような応対になってきました。

決して担当者がそういう言葉を口に出した訳ではありませんが、響きとしてそのように感じられたのです。

「おそらく私どものミスで登録がまだできていないのだと思います。」

というような言葉が欲しかったと思います。

上記の個人情報では、私の購入履歴がどうしても確認できないようで、さらに注文方法なども質問してきました。

この段階で、私の堪忍袋の緒が切れかかりました。

そもそも購入者の顧客情報が登録されていないのは、お客さんに対してとても非礼なことのはずです。

たとえ確認できなくても、購入者であることを前提にそのことを詫びるべきです。

しかも、顧客情報確認の段階で30分以上も経過して、まだ質問する段階に至っていません。

サポートの電話はナビダイヤルなので、電話代は当然こちらが払うことになります。

メーカーのミスで、なぜこちらが余計な電話代を負担しなければならないのか、筋の通らない話です。

金額の問題ではなく筋の問題です。

もっと悪いのは、このためにこちらの時間が無駄になっていることです。

私のパソコン歴は20年以上ですから、普通はセットアップ段階でメーカーに問い合わせることなどありません。(購入後にサポートに問い合わせをしたのは10年振りくらいです。)

そもそもメーカーの資料に情報不足があったために簡単にできるはずの無線LANが設定できなくて、そのことを確認したかっただけなのです。

この時点で担当者に告げました。

1.注文管理番号も製品シリアル番号も教えることができたのだから、私は間違いなく購入者である。

2.購入者履歴が見つからないのはそちらのミスである。それは購入者に失礼である。

3.そちらのミスのために、なぜ30分以上の時間を無駄にし、さらにこちらが電話代を負担しなければならないのか、筋が通らない。

ここまで言ってようやく担当者は応対のまずさに気が付きどうすべきか分かったようです。

数時間後に電話がかかってきて、「購入履歴」の確認が取れ「登録」も完了し、ようやく「問い合わせ」をすることができました。

そして、回答を得た後で添付資料の情報不足にも苦言を呈しておきました。

この件で、「パソコン工房」に対する印象が少々悪くなってしまったのは購入者としては残念なことです。


総じて、

パソコンメーカーのサポートという所は、私のこれまでの経験では、

初心者が問い合わせをすると(初心者に理解力があれば)大体その時点で問題が解決して役に立つのですが、中級者や上級者にはあまり役に立つことはないという印象があります。

折り返し電話で回答されるくらいなら、ネットで自分で調べた方が早いのが実情でしょう。

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