WordPressブログのドメイン変更方法|備忘録

WordPressで構築して一年余りになるフォトブログのドメイン名を変更しました。

過去十分に勉強しないままドメインを変更してブログにアクセスできなくなった経験もあるので、今回は下調べをしっかりと行いました。

理解した内容に誤解や思い込みがないかを時間をかけて確認した上で変更作業を行いました。

今回の作業内容がどなたかのお役に立つかもしれませんし、何よりも自分自身備忘録として記録しておきたいので記事にしておきます。

新規ドメインへの引っ越し作業を流れが分かるように具体的に記録しておきます。

move

変更前のWordPressブログの環境&条件

下記の条件が同じであれば同様の作業で問題なく変更できるはずです。

異なっている部分がある場合は、異なっている部分をどのように扱えば良いのか分かるのであれば、同様に変更作業が無事に行えると思います。

当然ですが、自己責任で作業を行える人だけ参考にしていただければと思います。

◎条件(1)

サーバーは「さくらインターネット」を使っており、今回はサーバーの変更はありません。おそらく、他のサーバーでも同様の作業で行えるはずです。

ただし、気をつけなければならないのは、サーバーによってはサーバー独自の設定が必要になるかもしれないという点です。

◎条件(2)

これまではサブディレクトリ(=サブフォルダ)でブログを構築公開していました。

つまり、【xxxxx.jp/senseofwonder/】がブログのアドレスになっていました。

※「/senseofwonder/」の部分がサブディレクトリです。

◎条件(3)

上記のサブディレクトリを新しく取得したドメインに変更します。

具体的には現在のブログURLである【http://nature-photoartist.com】に変更します。

◎条件(4)

現在ワードプレスのバージョンは【4.5.2】ですが、これは変更作業にはほとんどの場合は関係ないと思いますので、この条件は無視してよいと思います。

◎条件(5)

作業着手前に、新しく所得したドメインのDNS設定(=ドメインとサーバーを関連付ける作業)を行っておくのが望ましいと思います。

理由は、後述するバックアップしたWordPressをアップロードした直後に、新規ドメインにアクセスすることができ、ブログを表示させられるからです。

これにより、基本の作業が無事にできていることを確認できるメリットがあります。

ここでアクセスできなければ、根本的に何か重大なミスをしている、あるいはトラブルが発生していることになります。

変更前のWordPressブログのバックアップを行う

一般的に、WordPressで構築したブログやウェブサイトに何らかの変更を加える場合は「バックアップ」を行うことが推奨されています。

例えば、通常は問題なく作業が完了するはずの「プラグインの更新」作業でも不具合が生じた経験がありますので、WordPressユーザーにはバックアップは必須と言えるでしょう。

★通常時のバックアップに関する詳細はこちらを参照して下さい。

記事「WordPressでブログを構築するための備忘録…プラグイン編」に書いたように、WordPressのことを専門的に知っている訳ではあり...

しかしながら、

バックアップといってもいろいろなやり方があるのでしょうが、

少なくとも、今回のバックアップは上記の記事に解説している通常のバックアップとは異なります。

新規ドメインに引っ越すWordPress一式をダウンロードする

ドメインの変更には、私の例でいうと、【xxxxx.jp/senseofwonder/】の中の【senseofwonder】内に入っているWordPress一式が必要になります。

set

その一式を間違いなくダウンロードしてローカル(PC内)に保存しておく必要があります。

「間違いなく」というのは、ダウンロードする時間帯によるのでしょうか、一部のファイルがダウンロードされなかったことがあり、何回かやり直しをしなければならない状況を経験したので、注意して下さいという意味です。

可能な限り混み合わない時間帯がよいと思います。

ダウンロードに失敗したときは、FTPソフト(ファイルをアップロードしたりダウンロードするためのソフト)が教えてくれると思います。

FTPソフトのログなどを確認して問題なくダウンロードされたことを確認してください。

データベースのバックアップをとる

これはドメインの変更に必要なものではなく、万が一のトラブルの際に復旧を試みる際に必要になります。

使う必要が無いことを祈ります。

さくらインターネットでは、「アプリケーションの設定」から「データベースの設定」を開き、『管理ツール ログイン』から入ります。

すると、phpMyAdminが開きます。

ユーザー名とパスワードを入力して実行します。

login

『エクスポート』から実行して、ファイルをローカルにダウンロードします。

この際に、オプションなどを変更や選択ができるのですが、これらの内容についてはまったく詳しくありません。デフォルトでよいと思うのですが自信がないのでネットで検索してください。

ダウンロードが完了したら、ローカルの保存先に拡張子が<.sql>のファイルが保存されているはずです。

ここまでが事前作業です。

作業(1)WordPress一式をアップロード

事前作業でバックアップしてローカルに保存した「WordPress一式(私の例⇒senseofwonderフォルダの中身全部)」を、新しいドメイン(私の例⇒http://nature-photoartist.com)のルートディレクトリ(=ルートフォルダ)にアップロードします。

「ルートディレクトリ」は、サーバーのドメインの設定段階で決めたはずの「フォルダ名」です。

ダウンロード時と同様にアップロードにも時間がかかります。

時間帯を選ぶことと、アップロード完了後に問題なく作業が終了したことをFTPソフトのログなどで確認をしてください。

「一部のファイルのアップロードに失敗しました」などのメッセージに気が付かずに作業を進めると致命的なトラブルの原因になるかもしれません。

正常に完了したら、上記の「条件(5)」で説明したように、新しいドメインにアクセスしてみましょう。

トップページに関しては正常にアクセスでき表示されるはずです。

作業(2)引っ越し前のブログのアドレス変更をする

現在のブログ(引っ越し前のブログ)の管理画面にアクセスし、「設定」から「一般」を選ぶと『一般設定』画面が開きます。

WordPress アドレス (URL)

サイトアドレス (URL)

に変更を加えます。

具体的には、私の例で説明すると、

WordPress アドレス (URL) ⇒ xxxxx.jp/senseofwonder/
サイトアドレス (URL) ⇒ xxxxx.jp/senseofwonder/

となっていたのを

WordPress アドレス (URL) ⇒ http://nature-photoartist.com
サイトアドレス (URL) ⇒ http://nature-photoartist.com

と変更して、「変更を保存」をクリックします。

変更すると、「Internal Error」が表示されドキッとしますが、アドレス変更したのでこれで正常です。

作業(3)ファイル「.htaccess」の修正

作業(2)終了の段階では、トップページは正常に表示されますが、記事にアクセスすると「エラー」になります。

記事や記事中の画像などが正常に表示されるようにするには、「.htaccess」ファイルに下記の修正を加える必要があります。

これも私の例で説明します。

引っ越し前のブログの「.htaccess」ファイルは下記のようになっています。

赤字の文字列に注目してください。

# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /senseofwonder/
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /senseofwonder/index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress

新しいドメインのブログでは、WordPress の場所が「サブディレクトリ」から「ルートディレクトリ(=ルートフォルダ)」に変更になったので次のように修正しました。

# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress

新しいブログにおいて、この修正を加えた「.htaccess」ファイルをアップロードします。

作業(4)SEOを考慮して、『リダイレクト』の設定を行う

作業(3)のままでは、ブログは正常に機能するようになりましたが、まったく新しいブログを作ったのと同じです。

つまり、まだインターネット上では認知されていません。

このままでは今まで書いた記事が存在していないのと同じになってしまいます。

評判になってアクセス数が高い記事もなにもかも、一から認知されるのを待つしかありません。

しかしご安心ください。

よい方法はあります。それが『リダイレクト』です。

「リダイレクト」というのは、喩えていうならば、郵便物の転送サービスのようなものです。

引っ越した後、郵便局に新しい住所を連絡しておくと旧住所に来た郵便物を転送してくれますね。あのサービスです。

この自動転送システムを簡単に導入することができます。

作業(3)で使った「.htaccess」ファイルに一行を付け足すだけです。

旧ブログの「.htaccess」を開き、下記の赤字の一行を書き足しアップロードするだけです。

# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /senseofwonder/
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /senseofwonder/index.php [L]
Redirect Permanent /senseofwonder http://nature-photoartist.com
</IfModule>
# END WordPress

これによって、検索で表示された旧ブログの記事をクリックすると、自動的に新しいブログの該当記事が開かれるという訳です。

まとめ

作業(1)から(4)へと事前の勉強通りにうまくいくものかとドキドキしながら作業を行いましたが、あっけないほど簡単にできました。

ただ、最後の「リダイレクト」の作業では、【Permanent】の綴りのミスをしたことに気が付くまで少々焦りました。

みなさんも綴りのミスには十分にお気を付けください。

フォローする