ニコン【20mm F1.8G ED】 vs. シグマ【20mm F1.4 DG HSM】

2015年春から本格的に星景写真を撮るようになった。今年は概ね試写のつもりで、撮影ポイントの選定、レンズのテスト、星景写真向けの現像技術などに時間を費やしてきた。

シャッターチャンスが限られる星景写真にも関わらず、それなりに”作品”も何点かものにすることができた。

しかし、星景写真用主レンズの開放値が【F4】なのが残念な点だ。

作品を可能なかぎり高品質にするためには明るい超広角レンズの必要性を痛感している。

24mmの【F1.4】も持っているのだが、最も気に入っている撮影ポイントの1つでは、焦点距離は20mmあたりが理想なのだ。

★参照ブログ内記事:1mm単位で焦点距離にこだわって構図を極める!

同じ日に撮影した焦点距離の異なる2枚の写真をお見せしよう。

◎16mm F4 ISO:6400 露光時間:20秒

composition-0996

星景写真の場合、できるだけ星を映し込みたいところだが、この撮影ポイントでは立ち枯れの樹が中央付近にくる【16mm】ではどうしてもバランスが悪くなる。

そこで、シリウスやオリオン座を配置して左の空間にポイントを置くことで何とか全体的なバランスを保っている。

それでも、【20mm】で撮影した下の方の写真と比べるとお分かりのように、この老木は左にあった方がよい。

可能であれば、左から3分の1辺りに配置したいものだ。

それならば、使用しているズームレンズが【16-35mm】まで含むので、焦点距離を【20mm】にして撮影すればよいということになる。

それはその通りであるし実際にそのようにしている。

下の写真がその例だ。

20mm F4 ISO:6400 露光時間:25秒

composition-1017

夜空の広がり感は減少し写り込む星の数は少なくなるが、老木の位置バランスが格段に良くなった。

【16mm】が【20mm】になったことで、山の存在感も増した。

老木が少し右に傾いているが、これは【16mm】での撮影を前提に設置した三脚の位置や高さのためだ。微調整すればかなり改善できる。

こうなると欲も出てくる。

上で、「作品を可能なかぎり高品質にするためには明るい超広角レンズ」と書いた。それはこういう意味だ。

【F2.8】で撮影できれば、ISOの設定が「6400」のところを「3200」にすることができる。

【F2】なら、「1600」で撮影できる。

あるいは、露光時間を短くできる。

「30秒」が「15秒」あるいは「8秒」になり、星をより点像として撮影するのに役立つのだ。

これらが何を意味するかはお分かりだろう。

そう、長秒時撮影&高感度撮影によるノイズを減らすことができるのだ。

現像ソフトでノイズ処理するにも高品質な仕上げにするには限度がある。

RAWデータの段階で品質が高いほど、当然のことながら現像した結果がよくなる。

焦点距離20mmの大口径超広角単焦点レンズ

前置きが長くなったが、この場所での撮影では焦点距離は【20mm】を主に使いたいと思う。

【20mm】あるいは【21mm】という焦点距離は単焦点レンズに存在する。

それならば、明るいレンズがあるかも知れないと思い調べてみた。

最悪でも【F2.8】のレンズはあるのは知っている。

私の現在の使用カメラは、

(1)ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ【D800E

(2)ソニーデジタル一眼カメラ【α7R ILCE-7R】

だ。

ニコン歴は数年になるがソニーの使用歴は1年足らずだ。

しかし、レンズの選択肢の関係ですぐには無理だが近い将来はソニーに切り替えたいと思っている。

理由の詳細はこの記事では避けるが、『太陽に向かってシャッターを切る』私の撮影スタイルに合うと同時に星景写真で使いやすいのは私にとってミラーレス機だからだ。

このような事情なので、できればソニー純正のレンズあるいはカールツァイスが発売するフルサイズEマウント対応レンズの中に候補があればよかったのだが、唯一「Loxia 2.8/21(約180,000円?)」が2015年12月に発売予定になっているだけだ。

他にはカールツァイスの製品で、コシナと共同開発した一眼レフカメラ用交換レンズ「Milvus」シリーズの中に、現時点では発売日未定ながらニコンFマウント用として【Milvus 2.8/21(Distagon 2.8/21)20万8,000円】がある。

LoxiaにしろMilvusにしろ、開放値がF2.8の割には高額だし今使っているズームレンズがF4なので、1段階しか優位性がないのはちょっと残念だ。

そこで他の選択肢を考えるが、悩むほど選択肢は多くはない。

最新設計が好ましい。この点を考慮して下記の2本に絞り込んだ。

候補レンズ(1):ニコン【AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED】

★レンズレビュー:AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

候補レンズ(2):シグマ【20mm F1.4 DG HSM [ニコン用]】

★レンズビュー:SIGMA 20mm F1.4 DG HSM | Art

両方とも十分に明るいし価格的にも購入できる範囲内だ。

余裕を持たせて1段絞り込んでも、所有のズームレンズに比して1,5~2段階明るいことになる。

星景写真ではこの差は大きい。

ちなみに、後者の発売日は2015年11月20日なので、明日発売日をむかえる。

これら2本なら、【D800E】にも使えるし、ニコンのレンズを【ソニー α7R】で使うための「マウントアダプター」も所有しているので、ニコンとソニーの両メーカーのカメラを使っている現時点では、どちらのカメラでも使えるのは有り難いことかも知れない。

山中での星景写真の撮影は林道閉鎖というタイムリミットが近づいてきているので、来春に間に合えばよいという気持ちでしばらく悩んでみることにする。


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