【Lightroom】は“光芒”の美しい再現に適した現像ソフトだ!

太陽に向かってシャッターを切る」が私の撮影スタイルです。

特に、山岳写真においては概ね90パーセント以上の作品が逆光での撮影だろうと思います。

銀塩写真からデジタル写真に移行してからは、逆光耐性に優れている「レンズ&カメラ」になかなか出会えず、逆光での撮影を断念するシーンも度々ありました。

しかし、今年になって、「このセット(レンズとカメラの組み合わせ)でゴーストやフレアが出たら諦めるしかない」と思える機材を手に入れました。

先日、レンズの逆光耐性テストも兼ねて、太陽を画面内に入れた写真をたくさん撮りました。

それらの写真を現像ソフトの【Silkypix】と【Lightroom】の両方で比べてみて、とんでもないことに気がつきました。

論より証拠です。次の画像を見比べてみてください。

どちらも同じRAWファイルを開いた状態です。

【Lightroom】

lightroom

こちらは、撮影時の光芒の美しさがそのまま描写されています。

撮影時に電子ビューファインダ(EVF)の中で見た光芒の形状と明るさが忠実に再現されているという印象です。


【Silkypix】

silkypix

【Silkypix】で開いたこちらは、肝心の光芒が破綻しています。

カメラ内で現像されたJPEG画像の方がはるかに綺麗です。

美しい光芒があるからこそ、これだけ青空の面積が占めても違和感がないのですから、これでは”作品”にはなりません。

【Silkypix】は、ハイライトや白トビ部分の描写性能が悪い(ダイナミックレンジが狭い?)と言えるでしょう。

【Silkypix】は”光芒”の描写に不向き!

私は昨年まで現像ソフトは一貫して【Silkypix】を使ってきたのですが、今年の春から【Lightroom】を使っています。

当初、無料体験版を使って、

RAW現像ソフト:SilkyPixユーザーはLightroomに乗り換えるべきか?

というテーマで両者を使い比べていたのですが、私の場合は【Lightroom】に乗り換えた方が幸せになれそうだと感じたので、体験版の使用期間終了を待って正式ユーザーになりました。

それと同時に、余計なファイルを【Lightroom】のカタログに取り込まなくて済むように、RAWファイルの選別のために【Silkypix】をビューワーとして活用してきました。

★参照:【Lightroom】の「カタログ」作成前にやっておくこと、作成後にやるべきこと

そこに大きな落とし穴がありました。

今回、明るめに撮影した光芒の写真を「光芒が破綻して救済できない」として削除してしまったのです。

「撮影したときはもっと綺麗だったように思うのに…」と感じながら選別の作業をしていたくらいですから、もっと早くに「おかしい!」と気がつくべきでした。

PCの「ごみ箱」にもメディアにも残っていたので助かりましたが、気がつくのがPCのクリーンアップやメディアのフォーマットをした後だったらと思うとぞっとします。

それと同時に、今回は結果オーライでしたが、今までに同じような理由で削除したファイルがあったのかもしれないという気がしています。

もう後の祭りですが。(;_;)

ついでながら、

【Silkypix】が”光芒”の再現に不向きな理由がもう1つあります。

それは、開発者肝いりの機能『ハイライトコントローラ』が、私の写真の場合は実質的に使い物にならないことです。

それもあって、【Lightroom】に乗り換えた次第です。

上で紹介した過去記事、

RAW現像ソフト:SilkyPixユーザーはLightroomに乗り換えるべきか?

という問いに対して、今なら明確に回答できます。

光芒の逆光写真が好きなら乗り換えるべきです!

当然のことですが、上記は私の個人的な意見です。

同じ現像ソフトでも、使用目的が異なれば評価も異なることは十分にありえることです。

追記:2015年11月28日

「SILKYPIX Developer Studio Pro7」のベータ版が公開されました。

◎特に気になる改善点は、

★円形補正フィルタ ★段階補正フィルタ
★ハイライトの階調性向上 ★露出減感時のハイライト復元向上

です。

特に、後者の2つの向上点によって、光芒の再現性が飛躍的によくなるかもしれません。

機会があれば比較してみたいと思います。

美しい”光芒”を得るには?

美しい”光芒”を撮影し再現するのに必要なものを記しておきます。

1.美しい光芒を作ってくれる機材(レンズとカメラ)

★参照:美しい光芒を得るにはレンズ選びも重要!

2.光学ファインダよりも電子ビューファインダ(EVF)

★光学ファインダで太陽を見るのは危険です。EVFなら、光芒の明るさや形状、ゴーストの有無などを安心してじっくりと確認できます。

3.白トビやハイライトの描写性能に優れている【Lightroom】などの現像ソフト

上記に加えるとしたら、”日頃の行い”でしょうか。(^^)


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コメント

  1. M.T より:

     太陽の白とび部分が大きくなっているのは、ハイライトコントローラのDR拡張が0になっているせいではないでしょうか(右下のツールボックスがハイライトコントローラだともうのですが一番したの項目が0位置にあるように見えます)
    また、輝度重視にすると白とびが早くなるので同じように太陽部分が大きくなるように思います。
     当方のツール(RAW FILE CONVERTER EX 2.0 powered by SILKYPIX)で試すと上記のような操作で太陽の白とび部分の大きさが変化しますのでDR拡張の値を大きくしてみてはどうかと思います。
     リスト名が違うかもしれませんが「夕焼けハイライト」にすると太陽部分の白とびが小さくなりました。
     
     

    • Y. Kondoh より:

      コメントありがとうございます。
      ダイナミックレンジの数値が0になっているのは、初期の状態で表示させているからです。確かに、バーを右に動かせば白トビ部分は小さくなりますが、それだけのことです。つまり、破綻した状態(例えば、白トビ部分とその外との境目がハッキリと分かります)に変化はありません。「夕焼けハイライト」にしても同じで、加えて、不自然なグレー部分が増えるだけです。(私の場合、今までにハイライトコントローラが白トビ救済に役立ったことは一度もありません。グレーになるだけですので。)

      それにたいして、Lightroomの方は、光芒の中心部から周辺に向かってなだらかに白から空色に同化していきます。

      上記のサンプル画像でいうと、SILKYPIXのパラメーターをどういじくろうと、グラデーションのある光芒にはほど遠いものにしかなりません。そういう光芒では光芒を生かした作品にはなりませんし、クライアントに納得してはもらえません。

      撮影時に確認した光芒をより忠実に再現しているのはLightroomです。SILKYPIXの長年のユーザーとして言えるのは、SILKYPIXで光芒を美しく表現するには撮影時にできるだけ白トビをさせないようにかなり上記のサンプルの露出以上にアンダーに撮らないといけないということです。光芒は再現できても、他の部分にノイズを増やすことになり画質が荒れます。他の部分を標準的な明るさで表現する必要がない場合以外は満足のいくような仕上がりにはなかなかなりません。

      もし「破綻」の意味がお分かりにならなければ、Lightroomの無料試用版をダウンロードして比較されたらよいと思います。一目瞭然ですから。(^^)

      最後に、余計なお世話かもしれませんが、美しい光芒を描写したいならミラーレス一眼で撮影しLightroomなど、光芒の再現性に優れた現像ソフトでレタッチされることをお薦めします。