夏の盛りにウォーキングコースで見かけて気になっていた白い花が9月も中旬を過ぎる頃より徐々に下の写真のような状態になりました。
白い花はiPhoneで撮影したのだけれども削除したのかいつの間にか無くなっています。(;_;)
個人的な趣味では、白い花の時期よりも紅い萼と対照的な藍色の果実が実る今の方が好きです。
紅い萼と藍色の果実
何という名前の花だろうかと気になっていたのですが、樹の花は苦手で調べるのもなんとなく億劫になり放置していました。
数日前に、あるテレビ番組で掲載写真に写っているのと同じような実が紹介されていて、「葉をもむと臭いにおいがするので”臭木(くさぎ)”と言うんですよ」と説明されていました。
「夏に白い花を咲かせます」という説明を聞いたときに確信しました、同じ花だと。
葉の形状も同じだったので、「臭木」に違いないと思い、70~300mmの望遠ズームをウォーキング用のリュックに入れて、24日と26日に撮影してきました。
白い花をつける花期には、ウォーキングの同行者が横を通るたびに「この花、いい匂いがする」と言っていたので、「臭木」という名前に違和感を覚えました。(ちなみに、私はアレルギー性鼻炎から鼻を悪くし、匂いのセンサーが鈍くなってしまっているので感知できません。)
その同行者と一緒に、そこに知人ご夫妻も加わり、臭木のあるところまで行き、どのような匂いがするのかと葉を揉んでみました。
しかし、さほど嫌な臭いでもなかったようです。
季節によるのでしょうか?
来年、春から継続的に観察してみようと思います。
そして、盛夏に咲く白い花もこの記事に追加しようと思います。
ちなみに、臭木は「クマツヅラ科クサギ属」だそうです。
国内では、北海道から沖縄まで広く分布しています。四国では、標高が500m以下のところにしか生育していないようです。
果実は草木染めにも利用され、美しい青色に染まるとのことです。
図鑑でいろいろと調べてみると、葉・茎・根は民間薬としても用いられるそうです。
そのような役に立つ木に、「臭木」という名前はないだろうと少し可哀想になります。(^^;)