初心者のための「Lightroom」RAW現像例-星降る夜空(山岳星景写真)

アドビのRAW現像ソフト「Adobe Photoshop Lightroom 5」を使った現像例の第5弾では、星景写真を扱います。

星景写真というのは、「風景写真の分野の1つで,地上の夜間風景と夜空の星を融合させて“星のある風景写真”に昇華させた写真のジャンル」と理解しています。

「星景写真」という言葉がまだ無かったころから何度か試みて心折れ挫折したジャンルですが、再チャレンジの環境が整いましたので、今年はしっかりとテスト撮りを重ねてデータの収集を行い、来年からは本格的に星景写真の作品作りを主要テーマの1つにしようと思っています。

そこで、早速先日テスト撮りしたきた中から一枚を選んで、星景写真のRAW現像編集の方向性を探りたいと思います。

このブログでも過去何度か書きましたが、シャッターを切るときにイメージした完成形を現像で再現するのが理想です。

しかし、正直に申しまして、星景写真を撮り慣れていないのでシャッターを切る際にハッキリとした完成形をイメージできる段階にはなっていません。

そういう意味でも、「来年から本格的に…」と上で書いた訳です。

したがって、今回の現像例では、私がテーマとする”山岳星景写真”の現像方針を探りながら作業を進めることになります。

星降る夜空をホワイトバランスとコントラスト&明瞭度で再現

選んだ写真の撮影データは、

◎露出時間:15分  ◎絞りF5.6  ◎ISO感度:400 ◎焦点距離:16mm

です。

無風快晴の夜でしたが、水蒸気が多いために星の数は少なめでした。

また、星を「線で撮る」ために、絞り値がF5.6なので、その分星の数も少なくなっています。

山岳星景写真の元ファイル

画面左に飛行機の航跡が映り込んでいます。さすがに、これは修正できないと思いますので、失敗例になります。

航跡の部分には目をつぶって何とか”山岳星景写真”に昇華させたいと思います。(^.^)

1.ホワイトバランスを調整

「カメラキャリブレーション」の選択肢をすべて適用させてみた結果、『Camera Light』を選びました。

コントラストが弱まり、暗い部分が少し明るくなり、その分星が目立つようになったからです。

カメラキャリブレーション

星景写真の現像でもっとも重要なのは「ホワイトバランス(WB)」の決め方かもしれません。

おおむね好みの色傾向は決まっています。

「基本補正」パネルにある、WBの『タングステン-白熱灯』か『蛍光灯』です。

★タングステン-白熱灯

タングステン-白熱灯

★蛍光灯

蛍光灯

ここでは、『白熱灯』を選び、「色かぶり補正」を「+20」に指定します。

さらに、「露光量」を「+0.34」に指定して全体を少し明るくします。

概して、「ホワイトバランス」の調整では、「色かぶり補正」もとても重要なポイントだということがこの例からもお分かりいただけると思います。

ずいぶん印象が変わりましたね。

色かぶり補正適用後

完成形?

いえいえ、もっとこだわって追い込んでいきますよ。貪欲に!(^.^)

準完成品

左上角と右上角の暗い部分に「段階フィルター」を適用して明るさのバランスをとります。

下中央部の山(石鎚山)の黒ツブレを「円形フィルター」をつかって、少し明るく補正して左右の黒ツブレと分離します。

この写真では、石鎚山あっての星空なので、主人公の石鎚山を不自然にならない程度に浮かび上がらせるためです。

「コントラスト」と「明瞭度」で星の軌跡をくっきりとさせます。

星景写真では、コントラストと明瞭度の適用のさせ方が2番目の大きなポイントでしょう。

他の場合よりも、コントラストを明瞭度を大胆に当てた方が良さそうですが、不自然にならないように気をつける必要があります。

最後の仕上げとして、「ホワイトバランス」と「色かぶり補正」を再調整し自分のイメージに近づけます。

最初にやっておくべきだったのですが、「レンズ補正」パネルで、「プロファイル補正を使用」と、念のために「色収差を除去」にチェックを入れます。

すると、微妙に画角が変わりました。

上の写真と下の写真を比べると、違いが少しですが表れています。

完成作品

これで完成作品とします。


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