4K出力が可能なフォトグラファー向けのデスクトップPC

4K解像度に対応した「EIZO ColorEdge CG248-4K」のような液晶ディスプレイを、近い将来に使いたいと思っていますが、問題はコンピュータのハード面です。

グラフィックスカードが4K出力に対応しているのはもちろんのこと、個人的には、3600万画素センサー搭載のカメラを2機種使っているユーザーとして、そしてさらなる高画素化も予想される状況を考えると、現像作業をサクサクとこなせるに必要な他のスペックも気になります。

4Kテレビが十分に普及する前に、東京オリンピックを契機に8Kテレビ時代になると予想する専門家もいます。

そうなれば、静止画・動画を含めた映像の世界でも8Kを意識せざるをえなくなるでしょう。

写真家も数年先を見越した環境整備が必要なのかもしれません。

4Kモニタにしろ、PCにしろ、毎年買い換える訳にはいきませんから、しっかり情報収集をしていきたいと思っています。

RAW現像/写真編集に最適な マウスコンピューター【MDV for Photo】

4K出力の動作確認を明示したPCの発売を開始したマウスコンピューターを採り上げたいと思います。

プロ写真家の利用を想定したデスクトップPCMDV For Photo」シリーズを2015年2月23日から販売を開始しました。

そのコンセプトは、「RAW現像(写真編集)に最適 フォトグラファー向けパソコン(PC)」です。

デジタルフォトデータの管理、RAW現像などの写真編集を快適に行うために設計されたPCが、MDV for Photoシリーズです。高速なデータ取り込みから、写真の管理、編集、加工はもちろん、Adobe RGBに準拠したカラーマッチングまで、多くのフォトグラファーのために、PCメーカーだからできる快適なPC環境をお届けします。

「MDV For Photo」シリーズに注目すべしと考えたのは、1つには、現像ソフト【Lightroom 5】をプリインストールしていることから、【SilkyPix】ユーザーである私が【Lightroom】は乗り換えるに値するのかと無料版を試すきっかけとなったからです。

★参照記事 ⇒ RAW現像ソフト:SilkyPixユーザーはLightroomに乗り換えるべきか?

その後、一昨日の4月2日にEIZOから来たメールに、「4Kだってこわくない!安心、4Kモニター導入ガイド」という【 4Kモニター導入ガイド】のURLが紹介それていました。

そのサイトに、「mouse computerの「MDV for Photo」シリーズをおすすめします。」とあったのが、2つ目の理由です。

 3種類のラインナップ

MDV for Photo」シリーズは、 Lightroom 5をプリインストールした上で、プロセッサやメモリなどの違いで3モデルが用意されています。

また、それぞれのモデルにメモリやストレージに応じてランクがあり、プロセッサ・メモリ・ストレージ・GPUなどのカスタマイズにも柔軟な対応を設定しています。

加えて、キャリブレーション済みの液晶ディスプレイ、プリンタ、色評価用蛍光灯スタンドなどを含むセットモデルがそれぞれのモデルに用意されています。

(1)X99-i7 モデル

最高の環境を求める方へ。6コアCPUによる超高速処理、10bitカラー表現対応グラフィックスによる深い色表現を実現。

フォトグラファー向け(RAW現像、写真編集)パソコン MDV for Photo シリーズ[X99]

(2)Z97-i7 モデル

最適な作業環境を求める方へ。性能を重視した4コアCPUによる高速処理、大容量メモリにより複数作業の同時進行も快適に。

フォトグラファー向け(RAW現像、写真編集)パソコン MDV for Photo シリーズ[Z97]

(3)Z97-i5 モデル

コストパフォーマンスを重視される方へ。コストと性能のバランスのよい4コアCPUを採用。デスクトップパソコンならではの快適な作業環境を実現。

フォトグラファー向け(RAW現像、写真編集)パソコン MDV for Photo シリーズ[Z97]

本製品のレビュー記事

PC Watchに本製品のレビューが載っています。

詳しく解説されていますので、ハードに詳しくない私には大いに参考になりました。

マウス「MDV for Photo/MDV-QX7000S-DP-PP(本体編)」~キャリブレーション対応液晶&広色域印刷対応プリンタセットの写真家向け機

2015年5月15日 追記

デジカメ Watch にレビューがアップされました。

写真愛好家向けのBTOパソコンが登場 その使い勝手は?-マウスコンピューターMDV For Photo


ところで、この記事の中で、

コンセプト的には「プロ写真家の利用を想定」となっているが、キャリブレーションも含め、プロなら自分で機材を選び、設定もするので、どちらかと言うと、ハイアマ層をターゲットにしているように思えなくもない。

とあります。

しかし、

COMMERCIAL PHOTO」の2013年2月号の記事「フォトグラファーの仕事白書 203」において、プロフォトグラファー252人に対するアンケート結果が掲載され、

フォトグラファーの仕事白書

意外な事実が判明しました。

◆3割の写真家が、カラーマネジメント対応のモニターを使用せず、また色調整(キャリブレーション)さえも行っていない。

◆4Kの撮影に興味がある人は、2013年の時点とは言え、4割強。(これを逆に言うと、コマーシャルフォトという映像の世界では先端を進んでいるはずのプロの6割弱が、興味が無い、あるいは4Kの世界がよく分からないということでしょうね。)

こういう状況から考えると、プロ(の定義はおいといて)だからといって、写真家に必要な範囲でPCに詳しい訳でもなく、こだわりもない人たちが多くいるということが推測されますから、上の「プロなら自分で…」というコメントには疑問を感じます。


話を戻しますと、

マウスコンピューターのサイトにアクセスして、「カスタマイズ(BTOパソコン)」で選択肢のあるものを比較していくと、自分に必要なスペックが徐々に具体化してきて勉強になります。

ちなみに、「BTOパソコン」とは次のような意味です。

BTOとはBuild To Orderの略で、「受注生産」を意味します。
パソコンは、CPUやメモリー、PCケースなど、複数のPCパーツで構成されており、BTOパソコン(PC) はこれらのPCパーツを ご注文時に選べるのが大きな特徴です。例えば、標準構成よりCPUを高性能なものに変えて ストレージにSSDを追加するなど、予算や用途に応じてパソコンのパーツ構成を細かくカスタマイズできます。

BTOパソコン(PC) は、自作パソコンのようにパーツを選べる楽しさが味わえて、しかも、組み立てる必要がありません。 その上、厳しい品質チェックと相性を確認した上でカスタマイズパーツが提供されているので、組み立て時のミスやパーツの相性による動作不良もありません。さらにBTOパソコン(PC) ならメーカーのサポート付きなので万が一の際も安心です。

私は10年以上前から、通販で複数メーカーの「BTOパソコン」を購入しています。

普通は購入の際だけハードウェアの勉強をしますが、今回は珍しく近い将来に備えた事前勉強ということになりました。

写真編集用PCを販売する他のBTOパソコン

ツクモも4K作業環境用のクリエイティブ向けPCを発表しました。

もともと、RAW現像前提の写真編集に向いたPCを販売していますが、今回、Quadro K2200を搭載した4K動画編集向けPC「RA7J-A63/4KE」をTSUKUMOブランドで4月3日に発売開始しました。

3,820×2,160ドットの4K表示環境で十分な性能を出せることを念頭として、ビデオカードにQuadro K2200を採用した製品。CPUにもCore i7-4790(3.6GHz)を採用し、CGやアニメーションの製作、DTP、画像編集などのクリエイティブ用途に好適としている。製造時にはASUS製4Kディスプレイ「PB287Q」に接続し、1台ずつ動作確認を行なう。

このように、「4K」出力対応を謳ってくれていると安心して買えますが、相性や互換性のことを考えると、ハードのパーツ情報だけで購入を決めるのは難しいですね。

他には、

ドスパラも写真家向けのPCを販売していますから、4K出力が可能のPCがあると思います。

他メーカーと比較して、ハードウェア的にほとんど同じようなスペックですから、十分対応その可能性があると思いますが、その辺りを動作確認を取って「4K出力対応」を明記して欲しいものだと思います。

私がPCの買い換えをするのはまだ早くて1年~1年半先なので、それまでにはもっと選択肢が増えると思います。

それが時代の流れだと思いますので、そこに期待することにします。


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